BMW5シリーズ 詳細データテスト 強心臓と洗練されたサスペンションを兼備 車体は大きくなりすぎ

公開 : 2024.04.13 20:25  更新 : 2024.04.20 04:54

スペック

レイアウト

PHEVに関して言えば、先代のG30と現行のG60との大きな違いはバッテリー搭載位置で、荷室下からキャビン床下へ移った。エンジンは例によってフロント縦置きで、後輪駆動ベースだ。

駆動アシストモーターはギアボックスに組み込まれ、エンジンの直後に配置される。テスト車の前後重量配分は、実測で53:47だった。

エンジン

PHEVの駆動用バッテリー搭載位置は、先代のG30は荷室下だったが、現行のG60はキャビン床下テスト車の前後重量配分は53:47だ。
PHEVの駆動用バッテリー搭載位置は、先代のG30は荷室下だったが、現行のG60はキャビン床下テスト車の前後重量配分は53:47だ。

駆動方式:フロント縦置き、四輪駆動
形式:直列6気筒2998ccターボ、ガソリン
ブロック・ヘッド:-
ボア×ストローク:φ-×-mm
圧縮比:11.0:1
バルブ配置:DOHC4バルブ
エンジン最高出力:312ps/-rpm
エンジン最大トルク:45.9kg-m/-rpm
許容回転数:-rpm
ハイブリッドアシスト:同期モーター駆動
モーター最高出力:197ps
モーター最大トルク:28.6kg-m
システム最高出力:490ps/5000-6000rpm
システム最大トルク:71.3kg-m/1750-4700rpm
馬力荷重比:227ps/t
トルク荷重比:33.0kg-m/t
エンジン比出力:104ps/L

ボディ/シャシー

全長:5060mm
ホイールベース:2995mm
オーバーハング(前):945mm
オーバーハング(後):1120mm

全幅(ミラー含む):2156mm
全幅(両ドア開き):3780mm

全高:1515mm
全高:(トランクリッド開き):1750mm

足元長さ(前席):最大1160mm
足元長さ(後席):740mm
座面~天井(前席):最大1020mm
座面~天井(後席):920mm

積載容量:520L

構造:スティール・モノコック/ボディ
車両重量:2155kg(公称値)/2232kg(実測値)
抗力係数:0.24
ホイール前/後:8.5Jx20/10.0Jx20
タイヤ前/後:245/40 R20 99Y/275/35 R20 102Y
ミシュランEプライマシーMO
スペアタイヤ:なし(パンク修理キット)

変速機

形式:8速AT
変速比/1000rpm時車速〈km/h〉:
1速:5.00/8.2 
2速:3.52/11.6 
3速:2.20/18.7 
4速:1.72/23.8 
5速:1.30/31.5            
6速:1.00/41.0 
7速:0.83/49.2 
8速:0.64/64.2 
最終減速比:3.23:1

燃料消費率

AUTOCAR実測値:消費率
平均:13.6km/L
ツーリング:14.2km/L
動力性能計測時:4.6km/L

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):-km/L
中速(郊外):-km/L
高速(高速道路):-km/L
超高速:-km/L
混合:100.0-125.0km/L
航続距離(モーターのみ):90.1km

燃料タンク容量:60L
駆動用バッテリー:リチウムイオン・348V・22.1kWh(総容量)/18.7kWh(実用容量)
現実的な航続距離(モーターのみ):75.6km
現実的な航続距離(エンジンのみ):-km
現実的な航続距離:818km
CO2排出量:19g/km

サスペンション

前:ダブルウィッシュボーン/コイルスプリング、スタビライザー
後:マルチリンク/コイルスプリング、スタビライザー

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.6回転
最小回転直径:11.1m

ブレーキ

前:-mm通気冷却式ディスク
後:-mm通気冷却式ディスク
制御装置:ABS
ハンドブレーキ:電動、センターコンソールにスイッチ配置

静粛性

アイドリング:48dBA
全開・3速時:79dBA
48km/h走行時:58dBA
80km/h走行時:62dBA
113km/h走行時:66dBA

安全装備

ABS/ASC/DTC/ARB/CBC/DBC/LKA/AEB
Euro N CAP:5つ星
乗員保護性能:成人89%/子供85%
交通弱者保護性能:86%
安全補助装置性能:78%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温12℃
0-30マイル/時(48km/h):1.9秒
0-40(64):2.5秒
0-50(80):3.4秒
0-60(97):4.4秒
0-70(113):5.4秒
0-80(129):6.8秒
0-90(145):8.2秒
0-100(161):9.9秒
0-110(177):12.0秒
0-120(193):14.2秒
0-130(209):17.0秒
0-140(225):20.7秒
0-150(241):25.0秒
0-402m発進加速:12.7秒(到達速度:182.6km/h)
0-1000m発進加速:22.9秒(到達速度:233.8km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
BMW M5(2018年)
テスト条件:湿潤路面/気温8℃
0-30マイル/時(48km/h):1.4秒
0-40(64):1.9秒
0-50(80):2.4秒
0-60(97):3.0秒
0-70(113):3.8秒
0-80(129):4.7秒
0-90(145):5.7秒
0-100(161):6.8秒
0-110(177):8.2秒
0-120(193):9.6秒
0-130(209):11.4秒
0-140(225):13.9秒
0-150(241):16.4秒
0-402m発進加速:11.5秒(到達速度:201.3km/h)
0-1000m発進加速:20.8秒(到達速度:256.0km/h)

キックダウン加速

20-40mph(32-64km/h):1.3秒

30-50(48-80):1.5秒

40-60(64-97):1.9秒

50-70(80-113):2.0秒

60-80(97-129):2.4秒

70-90(113-145):2.8秒

80-100(129-161):3.2秒

90-110(145-177):3.8秒

100-120(161-193):4.2秒

110-130(177-209):5.0秒

120-140(193-225):6.6秒

130-150(209-241):8.0秒

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温12℃
30-0マイル/時(48km/h):8.4m
50-0マイル/時(64km/h):23.9m
70-0マイル/時(80km/h):45.9m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.81秒

ライバルの制動距離

BMW M5(2018年)
テスト条件:湿潤路面/気温8℃
30-0マイル/時(48km/h):7.6m
50-0マイル/時(64km/h):21.0m
70-0マイル/時(80km/h):40.8m

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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