【名前に惑わされるな性能も専用チューン】 ベントレー・ベンテイガSブラックエディション
公開 : 2024.04.14 11:45
その走りとパフォーマンスは?
都会でもサーキットのような俊敏な走り
エレクトロニック・オールホイール・ステアリングが採用されたベンテイガSブラックエディションは各ドライブモードでの走行性能が一段と向上したという。
オールホイールステアリングによって後輪が±4.8度まで自動的に切られるとともに、ベントレーダイナミックライドがステアリングに連動し、優れた走行性能が存分に発揮される。
低速および中速(時速約60キロ以下)で走行している場合は前輪と逆の方向に後輪が操舵されるため素早い方向転換ができ、狭いスペースでの取り回し性が向上するとともに、回転径が1メートル小さくなる。
高速走行時(時速約60キロ超)は後輪が前輪と同じ方向に操舵されて安定性が向上し、さらなる安心につながるとしている。
内に秘めた圧倒的パフォーマンス
ベンテイガSブラックエディションはベントレーが誇る4Lツインスクロールターボチャージャー付きV8ガソリンエンジンを搭載し、驚異的なパワーと優れた燃費を両立すると述べた。
この最新世代のエンジンは最高出力550ps/最大トルク78.52kg-m、0-100km/h加速4.5秒/最高速290km/hというクラストップのパフォーマンスに加え、航続距離654km/CO2排出量296g/kmを実現する。
このパワーを可能な限り効果的に利用するため、世界初の48V電動式アクティブロールコントロールシステムとなったベントレーダイナミックライドが標準装備された。ベントレーダイナミックライドが0.3秒で最大132.56kg-mのトルクを発生してコーナリング時のロールを抑制し、タイヤの接地性を最大限に高め、クラストップのキャビン安定性と快適な乗り心地、優れた操縦性をもたらすとベントレーはいう。
快適なグランドツーリングはもちろん、シャシーモードを切り替えれば、別次元の爽快なパフォーマンスを堪能できるという点はコンチネンタルGTスピードと共通だが、ベンテイガSブラックエディションはスタンダードなベンテイガよりもスポーツモードが強化され、運動性能がさらに向上しているという。
スポーツモードではエアサスペンションの減衰力が15%増加し、エレクトロニックスタビリティコントロールとベントレーダイナミックライドに採用されたスポーツモード専用のチューンによって、ステアリングフィールとターンインレスポンスが向上し、ボディロールが一段と減少した。
ベントレーのトルク・ベクタリング・バイ・ブレーキもチューニングが見直され、コーナー入口で内側後輪に軽くブレーキをかけてフロントアクスルのターンインをよりシャープにし、クルマのレスポンスを一層向上させているという。
標準装備のスポーツエキゾーストは、プライマリーパイプとセカンダリーパイプの排気の流れをスムーズにするとともに、マフラーのパーフォレーションを減らして特性と流量を高め、よりパフォーマンス重視のフィーリングを実現。
オプションの「オールテレインスペシフィケーション」を追加すれば、4種類のオフロードモード(「雪道&濡れた草道」/「土道&砂利道」/「泥道&山道」/「砂道」)が利用できる上、水深500mmまで走行可能となり、本格的なオフロード性能が発揮される。
際立つ存在感と環境性能
印象的なデザインとスポーツ性能を堪能しつつ、電動パワートレインの利点も享受したいという希望は「ベンテイガSハイブリッド・ブラックエディション」が叶えると彼らは締めくくる。
3L TFSI V6ガソリンエンジンと100kWのモータージェネレーターからなるシステム全体の最高出力は462ps、0-100km/h加速5.3秒/最高速254km/h。ゼロ回転からフルトルクを発生する電気モーターの特性を活かしたハイブリッドだからこそ、息を呑むほどのエフォートレスなパワーを体感可能だ。
V8エンジン搭載のベンテイガと同じく、新型ベンテイガSハイブリッド・ブラックエディションがこれまで以上に魅力的な走りをもたらし、V6 TFSIのサウンドに相応しいスポーティなキャラクターを際立たせるため(スポーツモード走行時の)エンジンルーム内のサウンドにもこだわっている。