モーガン・プラスシックス 詳細データテスト 操縦性はクラシックとモダンの中庸 侮りがたい動力性能

公開 : 2024.04.20 20:25  更新 : 2024.04.21 11:34

スペック

レイアウト

CXプラットフォームを用いるモーガン各車の構造的な剛性は、接着アルミシャシーによるものだ。アルミのボディパネルは、アッシュウッドのフレームにマウントされる。

プラスフォーとシャシーは共通だが、プラスシックスはボディがワイドになる。前後重量配分は53:47だ。

エンジン

CXプラットフォームはプラスフォーと共通だが、ボディはワイド化。前後重量配分は53:47だ。
CXプラットフォームはプラスフォーと共通だが、ボディはワイド化。前後重量配分は53:47だ。

駆動方式:フロント縦置き後輪駆動
形式:直列6気筒2998cc、ツインスクロールターボ、ガソリン
ブロック・ヘッド:アルミニウム
ボア×ストローク:φ82.0×94.6mm
圧縮比:11.1:1
バルブ配置:4バルブDOHC
最高出力:340ps/5000rpm
最大トルク:51.0kg-m/1300rpm
エンジン許容回転数:6500rpm
馬力荷重比:293ps/t
トルク荷重比:44.0kg-m/t
エンジン比出力:114ps/L

ボディ/シャシー

全長:3910mm
ホイールベース:2520mm
オーバーハング(前):536mm
オーバーハング(後):854mm

全幅(ミラー含む):1745mm
全幅(両ドア開き):-mm

全高:1280mm
全高(テールゲート開き):-mm

足元長さ(前席):最大1160mm
足元長さ(後席):-mm
座面~天井(前席):最大900mm
座面~天井(後席):-mm

積載容量:43L

構造:アルミ、スペースフレーム/ボディパネル
車両重量:1160kg(公称値)/1188kg(実測値)
抗力係数:-
ホイール前・後:8.5Jx19
タイヤ前/後:235/35 R19 91Y/255/35 R19 96Y
コンチネンタル・スポーツコンタクト7
スペアタイヤ:なし

変速機

形式:8速AT
ギア比/1000rpm時車速〈km/h〉
1速:5.25/8.4 
2速:3.36/13.2 
3速:2.17/20.4 
4速:1.72/25.7 
5速:1.32/33.6
6速:1.00/44.3 
7速:0.82/53.9
8速:0.64/69.2

最終減速比:2.81:1

燃料消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:11.3km/L
ツーリング:13.2km/L
動力性能計測時:5.3km/L

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):6.8km/L
中速(郊外):11.6km/L
高速(高速道路):13.2km/L
超高速:11.3km/L
混合:10.8km/L

燃料タンク容量:43L
現実的な航続距離:486km
CO2排出量:180g/km

サスペンション

前:ダブルウィッシュボーン/コイルスプリング、スタビライザー
後:ダブルウィッシュボーン/コイルスプリング

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.75回転
最小回転直径:11.8m

ブレーキ

前:332mm通気冷却式ディスク
後:294mm通気冷却式ディスク
制御装置:ABS
ハンドブレーキ:手動、センターコンソールにレバー設置

静粛性

アイドリング:53dBA
全開時(5速・ルーフオープン):85dBA
48km/h走行時:72dBA
80km/h走行時:79dBA
113km/h走行時(ルーフオープン時):84dBA(83dBA)

安全装備

ABS/トラクションコントロール/スタビリティコントロール/デュアルエアバッグ
Euro N CAP:テスト未実施
乗員保護性能:成人-%/子供-%
歩行者保護性能:-%
安全補助装置性能:-%

発進加速

テスト条件:ウェット路面/気温10℃
0-30マイル/時(48km/h):2.0秒
0-40(64):2.7秒
0-50(80):3.4秒
0-60(97):4.4秒
0-70(113):5.3秒
0-80(129):6.3秒
0-90(145):7.6秒
0-100(161):9.3秒
0-110(177):11.3秒
0-120(193):13.9秒
0-130(209):18.1秒
0-402m発進加速:12.5秒(到達速度:185.1km/h)
0-1000m発進加速:22.9秒(到達速度:222.1km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
トヨタGRスープラ・プロ(2019年)
テスト条件:乾燥路面/気温26℃
0-30マイル/時(48km/h):1.9秒
0-40(64):2.5秒
0-50(80):3.4秒
0-60(97):4.4秒
0-70(113):5.5秒
0-80(129):6.9秒
0-90(145):8.6秒
0-100(161):10.7秒
0-110(177):13.0秒
0-120(193):15.8秒
0-130(209):19.3秒
0-402m発進加速:13.0秒(到達速度:177.0km/h)
0-1000m発進加速:23.6秒(到達速度:225.1km/h)

中間加速

20-40mph(32-64km/h):1.7秒(2速)/1.9秒(3速)

30-50(48-80):1.7秒(2速)/1.6秒(3速)/2.0秒(4速)/2.7秒(5速)/4.7秒(6速

40-60(64-97):1.6秒(3速)/1.8秒(4速)/2.4秒(5速)/3.3秒(6速)/5.7秒(7速)

50-70(80-113):1.7秒(3速)/1.9秒(4速)/2.5秒(5速)/3.2秒(6速)/4.1秒(7速)/6.7秒(8速)

60-80(97-129):2.1秒(3速)/2.0秒(4速)/2.7秒(5速)/3.6秒(6速)/4.4秒(7速)/6.5秒(8速)

70-90(113-145):2.4秒(4速)/2.8秒(5速)/3.8秒(6速)/4.8秒(7速)/7.4秒(8速)

80-100(129-161):2.9秒(4速)/3.0秒(5速)/4.3秒(6速)/5.4秒(7速)/9.0秒(8速)

90-110(145-177):3.6秒(5速)/5.1秒(6速)/6.5秒(7速)/11.1秒(8速)

100-120(161-193):4.6秒(5速)/6.2秒(6速)/8.3秒(7速)

110-130(177-209):6.3秒(5速)/7.7秒(6速)

制動距離

テスト条件:ウェット路面/気温12℃
30-0マイル/時(48km/h):8.3m
50-0マイル/時(64km/h):23.8m
70-0マイル/時(80km/h):47.9m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:3.45秒

ライバルの制動距離

トヨタGRスープラ・プロ(2019年)
テスト条件:乾燥路面/気温26℃
00-0マイル/時(48km/h):7.9m
50-0マイル/時(64km/h):21.3m
70-0マイル/時(80km/h):41.9m

各ギアの最高速

1速:54.7km/h(6500rpm)
2速:85.3km/h(6500rpm)
3速:132.0km/h(6500rpm)
4速:167.4km/h(6500rpm)
5速:218.9km/h(6500rpm)
6速:267.2km/h(6026rpm)
7速:267.2km/h(4953rpm)
8速:(公称値):267.2km/h(3857rpm)

8速・70/80マイル/時(113km/h/129km/h):1626rpm/1859rpm

記事に関わった人々

  • 執筆 / アートワーク

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • マット・プライヤー

    Matt Prior

    英国編集部エディター・アト・ラージ
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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