マクラーレンの新店舗が横浜みなとみらいにオープン、さらにアルトゥーラ スパイダーを日本初公開 2つの相乗効果にせまる

公開 : 2024.04.17 16:45

2024年4月13日に国内7か所目の正規販売拠点としてマクラーレン横浜がオープン。AUTOCARではショールームのプレオープニングセレモニーを取材。日本初披露の最新モデル、アルトゥーラ スパイダーや横浜にショールームを構えるに至った経緯などを伺ってきました。

マクラーレン、横浜出店の真相

近年ではミニからポルシェフェラーリベントレーに至るまで、さまざまなブランドのショールームが軒を連ねる横浜みなとみらい地区。

そんなみなとみらいにマクラーレンが加わった。高級車ディーラーが軒を連ねる様子はもはやネオ目黒通りといえる。

マクラーレン横浜がオープンした。
マクラーレン横浜がオープンした。    小川亮輔

横浜出店に至った経緯を、マクラーレン横浜の森春彦ブランチマネージャーに伺った。

東京にすでに2店舗展開しているマクラーレンが横浜に出店を決断した大きな要因として、もちろん横浜周辺の地域に住む潜在的な新規顧客獲得を念頭に置いているという。筆者が意外だったのは、横浜市の郊外在住の既存顧客が多く、買い替えやアフターメンテナンスの相談先として、住まいの近くのディーラーの存在を重要視していることだった。

また、マクラーレンは以前からボートショーなどのイベントにおいて横浜に出店した経験があり、その時の反響の高さから横浜という土地で出店することに大きなポテンシャルを感じていたという。

さらに、試乗コースを考慮しても、タイトな都内より、街が新しく道が開けていて海が近い横浜みなとみらい地区のほうが圧倒的にマクラーレン向きであるのだということだった。

最新モデル「アルトゥーラ スパイダー」日本初披露

マクラーレン横浜のプレオープンにて日本初披露されたのが最新モデルのアルトゥーラ スパイダー。

アルトゥーラのデビューから3年を経て追加されたスパイダーは、単なるオープンバージョンではなかった。特筆すべき点はオープンボディを手にした上で走りのスペックも向上しているということ。

マクラーレン横浜がオープンした。
マクラーレン横浜がオープンした。    小川亮輔

ルーフの開閉にかかる時間はわずか11秒で、光学サンシェードのような「エレクトロクロミックルーフパネル」を搭載しているにもかかわらず車重は1457kgと軽量。それに組み合わされるV6ツインターボエンジンとモーターの合計の最高出力は700psを誇る。

いまにも離陸しそうなスペックに合わせて設計される芸術的なエアロダイナミクスは、クーペモデルとほとんど変わらず、わずかにリアのエアベントの位置が後方にずれているのみ。

8段トランスミッションの変速スピードは25%速められ、サスペンションシステムの反応速度を最大90%向上させたことも説明されていた。

快適装備ではスマートフォンの画面ミラーリング機能やワイヤレス充電機能が利用可能。「インテリジェントアダプティブクルーズコントロール」や「レーンデパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)」のほか、「ロードサインレコグニション(道路標識認識機能)」「ブラインドスポットモニタリング」「リアクロストラフィックディテクション」など最新の先進運転支援システム(ADAS)が搭載される。

これにより「極上のオープンエアモータリング」を実現したという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    小河昭太

    Shota Ogo

    2002年横浜生まれ。都内の文系大学に通う現役大学生。幼いころから筋金入りのクルマ好きで、初の愛車は自らレストアしたアウトビアンキA112アバルトとアルファロメオ2000GTV。廃部になった自動車部を復活させようと絶賛奮闘中。自動車ライターを志していたところAUTOCAR編集部との出会いがあり、現在に至る。instagram:@h_r_boy_
  • 撮影

    小川和美

    Kazuyoshi Ogawa

    クルマ好きの父親のDNAをしっかり受け継ぎ、トミカ/ミニ四駆/プラモデルと男の子の好きなモノにどっぷり浸かった幼少期を過ごす。成人後、往年の自動車写真家の作品に感銘を受け、フォトグラファーのキャリアをスタート。個人のSNSで発信していたアートワークがAUTOCAR編集部との出会いとなり、その2日後には自動車メディア初仕事となった。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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