メルセデス・ベンツのSUV担当プロダクト・マネージャー、アクセル・ヘイックスへのQ&A

このクルマはどんな仮説にもとづいて作られたモデルで、どんな層をターゲットと考えているのか
完全に新しいモデルだ。SUVとメルセデス・ベンツのクーペとを融合させたモデルと言えると思う。ターゲットは若い人々であり、とりわけ中国の富裕層を狙っている。とは言うものの、もちろんそのターゲットはワールドワイドである。

ドライビング・フィールは
スポーティ・カーだと思ってもらって構わない。よりスポーティな味付けにするために、ギア・レシオ、サスペンション・パーツ、ドライビング・セレクション・モードなどといったエンジニアリングに大きく手を入れた。また、トランスミッションは9速オートマティック、駆動は4WDが標準だ。

どんなクルマに仕上がっているのか
今、伸びている市場といってもよいパーソナルなクルマで、この市場は更に伸びる可能性を秘めている。ダイナミックなパフォーマンスとエクスクルーシブでエレガントなエクステリアとの組み合わせは、非常に良い取り合わせだと思う。

SUVをクーペ風にしたのか。それともクーペをSUV風にしたのか
出発点は、これら2つの融合だった。そして、その両側からアクセスした結果であり、どちらが主体というわけではない。

BMW X6の成功が刺激となった？
X6はよりパフォーマンス重視のモデルのような気がする。われわれのモデルは、メルセデス・ベンツが作り上げたクーペというところがアピール・ポイントだ。また、GLEクーペは、GLEのバリエーションのひとつではなく、全く異なるクルマだと思ってもらってかまわない。GLEは実用的で広さがセールス・ポイントであり、GLEクーペはスマートさが売りのモデルだ。