規模デカすぎ…! 希少車から改造車まで「スポーツカー」800台が大集合 マスタング60周年記念イベント、英国

公開 : 2024.04.23 06:05

深く、幅広い「ポニーカー」の魅力

他のマスタングの派手さを考えればまだまだ無名で当たり障りのない存在だが、そんなマッハEにもファンがいるのは明らかだ。 “キロワット” が “キュービック・インチ” に代わってイベントの主役になるまで、あとどれくらいかかるのだろうか?

今のところ、観客の注目を集めるのはディズニー映画『カーズ』のライトニング・マックィーンを見事に再現したマスタングや、テレビ番組『カー・SOS 蘇れ!思い出の名車』に出演するティム・ショー氏が連れてきた1965年型のファストバックなどだ。

4月13日に英国で開催された「マスタング・デー」
4月13日に英国で開催された「マスタング・デー」    AUTOCAR

こうしたレストアの品質の高さに目を見張ったり、オリジナリティに全力を尽くすオーナーの姿勢に感嘆したりと、本当に時間がいくらあっても足りない。同様に、観客同士の親近感や距離感の近さにも大きな喜びがあった。

マスタングには、一部の高級車・希少車が漂わせる排他的な雰囲気がない。価値と魅力をしっかりと保ったまま60年目を迎えているようだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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