【クルマの情報を家電が音声で知らせる!】 日産とパナソニックが新サービス開始 快適と安心

公開 : 2024.04.21 19:45

さらに広がる、クルマと暮らしのシームレスな連携

これまでも、ニッサンコネクトでは2019年から車両に内蔵されている専用車載通信ユニットと情報センターが通信することで、ドライブや充電などに便利な情報を提供するサービスを行っていた。

出発時から車内を快適空間にする「乗る前エアコン」、ナビの地図を最新に更新するOTA地図自動更新、充電スポットの満空情報確認や検索ができるEVサポート。緊急時にスイッチを押すだけで専門オペレーターが対応するSOSコールなどのコンテンツを多数揃えている。

日産とパナソニックが新サービスを開始
日産パナソニックが新サービスを開始

一方、パナソニックの家電も、テレビ/ロボット掃除機/LEDシーリングライト/ドアホンから忘れがちな「ゴミの日」や「薬の時間」出かける前に便利な「今日の天気」などをくらしに役立つ情報を音声で知らせて、くらしをサポートしてきた。

さらに、対応のIoT家電と連携させると、家電の運転状況を知らせたり、情報共有を通じて家事のスムーズな段取りや家族との分担に役立つ。また、知らせる内容は自由に設定できる。

今までも他社でアプリの情報をクルマからスマートフォンへ伝えるサービスはあったが、家電を使って家中の家族に伝えるというサービスは、これが初めてのものだ。

日産とパナソニックでは、今後も新たなサービスの展開を検討している。

たとえば、クルマが自宅に近づくと室内のエアコンをONにしたり、冷蔵庫の欠品をクルマに伝える、なんてことも将来的には検討されている。自宅の冷蔵庫から愛車に「牛乳がなくなったから買ってきて!」なんていうメッセージが届くのも、そう遠い未来の話ではなさそうだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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