第3世代のミニ・クーパーS JCWを公開
公開 : 2014.12.11 22:50 更新 : 2017.06.01 02:11
来月上旬に開催されるデトロイト・モーターショーでワールド・プレミアを果す第3世代のミニ・クーパーS ジョン・クーパー・ワークスが一足先に公開された。
史上最も強力なパワー・ユニットを搭載するモデルで、価格は先代のJCW同様に£22,460(416万円)程度。英国本国での発売は2015年4月25日を予定している。
伝統に従い、3ドアのクーパーSをベースに、パフォーマンス面での強化とエクステリアをはじめとするスタイリングのアップグレードが行われたモデルとなる。スタイリングでは、拡大されたエア・ダクト、修正されたLEDヘッドランプ、変更を受けたホイールアーチまわり、より広いシル、リア・ハッチ上部に取り付けられたスポイラー、より派手なリア・バンパーとクローム・メッキのテール・パイプなどだ。
エンジンは、クーパーSの2.0ℓ4気筒ターボをベースにチューンナップされたもので、BMWの内部コードはB48型という。パワーは231ps/5200-6000rm、トルクは32.6kg-m/1250-4800r-pmという値だ。これは、第2世代のJCWに使用された1.6ℓターボよりも20ps、4.0kg-mほど大きい値であり、第3世代のクーパーSよりも40ps、3.9kg-mほどパワフルになっている。
組み合わせられるギアボックスは、パドル・シフトの6速オートマティックか、6速マニュアルを選択が可能。メカニカル・リミテッド・スリップ・デフは装備されなかったものの、電動のディファレンシャル・ロックを備える。
ボディ・ウエイトは第2世代のJCWよりも100kgほど軽い1205kgに仕上がっている。
パフォーマンスは、0-100km/h加速が6.3秒、トップ・スピードは246km/hだ。この数値は、第2世代のJCWよりも0.6秒、11km/hほど高く、新しい第3世代のクーパーSよりも0.6秒、15km/hほど速い。
オートマティック・ギアボックス・モデルは、マニュアルよりも15kg思い1220kgという車重になるが、ギア比の違いなどによって、0-100km/h加速は、マニュアルよりも速い6.1秒。最高速度は246km/hとマニュアルより速い。
CO2排出量は155g/kmで、燃費は14.9km/ℓ。オートマティック・モデルは、133g/km、17.6km/ℓと向上する。
ホイールとタイヤが17インチに205/45が標準で、18インチはオプションとして用意さえる。また、サスペンションにもチューニングが施され、ブレンボのブレーキ・システムも奢られる。
インテリアは、専用のシル・デコレーション、よりサポートのきついフロント・シート、3スポークのマルチ・ファンクション・ステアリング、ギアレバー、ステンレス製のペダルなどを装備する。
クーパーSには5ドア・モデルも用意されるが、差し迫ってJCWに5ドア・モデルの計画はないという。