BMW 6シリーズをフェイスリフト
公開 : 2014.12.11 22:20 更新 : 2017.06.01 02:11
BMWは6シリーズのクーペ、カブリオレ、グランクーペにフェイスリフトを施した。また同様のフェイスリストがM6にも施されている。
2015年前半から発売が予定されており、公式なデビューは来月のデトロイト・モーターショーとなる予定だ。
まずそのエクステリアだが、新しく設計されたキドニー・グリル、標準となったLEDのヘッドランプ、リデザインされたフロント・バンパーとリア・バンパー、6気筒モデルは17インチ、V8モデルは18インチが標準となった新デザインのホイールなどが変更点だ。
一方、インテリアは、クオリティのアップと共に、2色の革使い、ヘッドアップ・ディスプレーなどが採用された。
エンジンのラインナップに変更はない。しかし、EU6に適合させるため、燃料消費とCO2排出量は向上している。また、ガソリン・エンジン・モデルは、スイッチでそのサウンド切り替えが可能なスポーツ・エグゾーストを装備する。
ガソリン・エンジンは、450ps、66.2kg-mの4.4ℓV8ツインターボと、320ps、45.9kg-mの3.0ℓツインスクロール・ターボ。また、313ps、64.1kg-mを発揮する3.0ℓのシーケンシャル・ターボを備えたディーゼルもラインナップされる。
V8モデルのパフォーマンスは、最高速がリミッターの効く250km/h、0-100km/h加速は4.4秒。一方、ディーゼルの640dの燃費は19.2km/ℓ、CO2排出量は146g/kmだ。
トランスミッションはすべて8速オートマティックで、パドル・シフトを備えたものが標準となる。ドライビング・モードは5つ用意され、最も効率的なエコ・プロ・モードが追加された。また、アイドリング・ストップも標準装備となる。
4WDのxDriveもオプションとして選択が可能。ボディ重量は75kgほど重たくなるが、トラクションが増加することで、650iでは、0-100lm/h加速は0.2秒ほと早くなる。
また、クーペ、カブリオレ、グランクーペそれぞれに用意されるハイ・パフォーマンス・モデル、M6にもフェイスリフトが施された。エンジンは、560ps、69.3kg-mの4.4ℓツインターボV8で、M6に関してはトラスミッションが標準的な6シリーズの8速オートマティックに代えて7速デュアル・クラッチが採用される。
0-100km/h加速は4.2秒、最高速度は250km/h、燃費は10.0km/ℓ、CO2排出量は231g/kmという値だ。
また、M6にはオプションとしてコンペティション・パッケージが用意さえる。これは、ピーク・パワーが15ps上がった575psになるもので、0-100km/h加速も0.1秒短縮される。また、サスペンションのチューニング、ステアリングのギア比も変更され、20インチ・ホイールが標準となるパッケージだ。