限定生産、MT設定なし? 軽量カーボンの高性能クーペ、BMW新型「M2 CS」2025年導入へ
公開 : 2024.04.24 06:05
BMWは新型「M2 CS」を2025年8月から約1年間、生産する予定だ。既存のM2を大幅強化し、最高出力500ps超の「S58型」エンジンを搭載する可能性がある。マニュアル・トランスミッションは設定なしか。
最高出力500ps超、MTは設定なし?
ドイツの自動車メーカーであるBMWは来年、新型の2ドア・クーペ「M2 CS」を導入する。
既存のM2をベースに、パワートレインとシャシー、エクステリアを大幅にアップグレードしたハードコアモデルとなる見込みだ。ただし、マニュアル・トランスミッションは導入されない可能性がある。
新型M2 CSの詳細については明らかにされていないが、先代モデルと同様に軽量化とハンドリング向上のための改良が施されると予想される。
軽量ホイール、カーボンファイバー製ルーフ、カーボンファイバー製バケットシート、アルカンターラ製トリム、そして大型エアインテーク付きのバンパー、ダウンフォース向上のためのリアスポイラー、より強力なブレーキを採用するだろう。
パワートレインとしては、従来の「B58型」3.0L直6エンジンから、M3やM4と共通の「S58型」に置き換える可能性がある。理論的には最高出力500psを超え、パフォーマンスが劇的に向上するはずだ。
駆動方式は後輪駆動のみとなるが、標準車と同じ8速ATのみで販売予定と伝えられている。BMW M部門は可能な限りMT車の提供を続ける姿勢を示しているが、新しいマニュアル・トランスミッションの開発は行わないようだ。
M2 CSの生産期間は、2025年8月から約1年間と言われている。その前に、標準のM2で一部改良が行われ、最高出力475psに引き上げられるほか(現在460ps)、ホイールやボディカラーなどスタイリングも変更される可能性が高い。
詳細については来年の生産開始に合わせて発表されるだろう。