「クーペにもPHEVモデル」 MB GLC 350 e 4マティック・クーペ・スポーツ・エディション・スター

公開 : 2024.05.03 11:45

エクステリアデザイン

メルセデスのデザイン基本思想である「センシュアル・ピュリティ(官能的純粋)」というデザインの基本思想を継承し、ひと目でメルセデス・ベンツSUVファミリーの一員であることが分かるとともに『Intelligence(知性)』と『Emotion(感情)』を感じさせるモデルだと述べる。

またCd値は0.27とすることで、高水準のエアロダイナミクスを実現しており、同時に省燃費性能も追求されている。

フロントデザイン

メルセデス・ベンツGLC 350 e 4マティック・クーペ・スポーツ・エディション・スター
メルセデス・ベンツGLC 350 e 4マティック・クーペ・スポーツ・エディション・スター

斬新なスターパターングリルを採用。立体的に配されたスリーポインテッドスターが先進的な表情を生み出し、大胆な開口部を備えたアグレッシブなフロントバンパーとともに、精悍なフロントマスクを形成する。

また、フロントグリルと連続したスリムなヘッドライトや、より精悍さを増した最新デザインのフロントバンパーがワイド感を強調し、圧倒的な存在感を与えていると語る。

サイドデザイン

ラインやエッジを大幅に削減し、曲線を描く彫刻的な面により陰影を生み出した。これによりプロポーションが強調されるとともに、逞しいホイールアーチにアクセントが与えられている。

ヘッドライト/リアコンビネーションランプからそれぞれ伸びる前後のホイールアーチ上のライン、前後ドアパネル下部を貫くライン、これら3本のラインが伸びやかなサイドの曲面に絶妙なエッジを加えることで、力強く表情豊かなボディデザインとなっており、また、ボディ同色のホイールアーチが装着され、より都会的で洗練されたエクステリアを演出するという。

リアデザイン

力強く張り出したフェンダーと水平基調のリアバンパー、ツーピース構造で内部に立体感があるスリムなリアコンビネーションランプにより、リアエンドをよりワイドでシャープに見せるデザインだ。

リアバンパーにもクロームのアンダーガード風のデザインを採用するとともに、クロームトリムが左右のエグゾーストエンド(ダミー)と一体化した力強い造形とすることで、リアエンドに個性を与える。

インテリアデザイン

ダッシュボードは上下2つの部分に分かれ、上部は翼のような形状に、航空機エンジンのナセルを想わせる丸みをつけたやや横長の新デザインの角型エアアウトレットが配置されており、スポーティさを演出する。

下部には大きなインテリアトリムが広がり、標準仕様でもオプション選択時でもリアルウッドインテリアトリムを採用し、質感の高い室内空間を演出したと述べた。

アンスラサイトライムウッドインテリアトリム(標準仕様)

メルセデス・ベンツGLC 350 e 4マティック・クーペ・スポーツ・エディション・スター
メルセデス・ベンツGLC 350 e 4マティック・クーペ・スポーツ・エディション・スター

ブラックに近いダークグレーに着色され、垂直方向に木目が現れるマット仕上げのライムウッドインテリアトリム。シックで落ち着いた印象を与える。

ブラックオープンポアウッドインテリアトリム(AMGレザーエクスクルーシブパッケージ仕様)

ブラックのウッドにオープンポア(マット)仕上げを施し、アクセントとして垂直方向にアルミニウムのラインを取り入れたウッドインテリアトリム。ラグジュアリーでありながら、クールな雰囲気も併せ持つ室内空間を演出する。

ダッシュボードの両端を囲むドアパネルはシンプルでモダンなデザインが目を惹き、ドアのセンターパネルはアームレストを一体化しており、垂直面から水平方向に張り出す。

アームレストの前部はセンターコンソールのデザインを反復するように、クロームがあしらわれ、ここはグラブハンドルとなるほか、ドアを閉めるときのグリップともなる部分で、パワーウインドウのスイッチが配置された。

室内を彩る「アンビエントライト」

64色から選択可能で、単色の発光に加えて色の連続変化が可能。また、エアコンディショナーの温度設定に連動して、青や赤に点灯する。

GLC 350 eクーペには、メルセデス・ベンツの最新世代のステアリングホイールも採用され、ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を手元で完結できる機能性も有している。

また、ディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のハンズオフ検知機能を、従来のタッチコントロールボタンへの接触やステアリングホイールにかかるトルクで判定するものから、リムに静電容量式センサーを備えたパッドへの接触で判定するものへ変更したことにより、ステアリングホイールにかかるトルクがなくとも、ドライバーがステアリングホイールを握っていることが認識され、ディスタンスアシスト・ディストロニックの使い勝手を向上させている。

加えてGLC 350 eクーペは、390L~1335Lの大容量ラゲッジルームもを備えた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事