【勢いの鈍るBEVモデル】 それでもステランティスが盤石な理由とは? EV拡販のスタンスを聞く
公開 : 2024.05.02 17:45
クルマと家電でライフスタイルを提案
だが今後、世界的にさらにBEVが伸び悩む可能性も否定はできないだろう。
「弊社のプラットフォームは全てマルチパワートレイン設計なので、柔軟に対応できます。また新型車が発表されてから日本で導入するまでのタイムラグがあるので、それがどんなモデルを入れるかを検討する時間的な余裕になります。それでも世の中の全体的な流れは、BEVに向かっていくと思っています」
全てのクルマが一気にBEVに切り替わるのではなく、メリットを合わせて少しずつ普及していく。としても一度決まったエミッションのルールが今後緩くなることはありえないのだから、電動化は大きな流れなのである。
そんなステランティス・ジャパンは現在、ブランド横断型キャンペーンの第二弾、Go! EV Lifeを展開している。前回は電動化モデルの購入者にカスタマイズ旅行をプレゼントしていたが、今回は二子玉川 蔦屋家電のコンシェルジュがセレクトした家電(25~36万円相当分)をプレゼントするというもの。
「弊社の電動化モデルを購入されるお客様は日常生活に対しても強いこだわりを持っていると思うので、今回のキャンペーンにも興味を持ってもらえると思います」と打越社長。
これからしばらくの自動車市場はパワートレーンの混在が避けられない。だがそんな変革期でも、ステランティスには自らのライフスタイルにちょうどいい魅力的なラインナップが揃っているのである。