個性派ブランドの小型EV 韓国キア、最小モデル「EV3」間もなく発表 大胆デザインで差別化

公開 : 2024.05.08 06:25

キアは5月23日に新型コンパクトEV「EV3」を発表する。Bセグメントのクロスオーバーで、手の届きやすい価格帯での発売を目指している。

角張ったBセグメント・クロスオーバー

韓国の自動車メーカーであるキアは、新型のコンパクトEV「EV3」を5月23日に発表する予定だ。大胆なスタイリングを特徴とする同社最小サイズのEVで、2025年には欧米でも発売される見込みだ。

予告画像を見る限り、昨年公開されたコンセプトモデルを忠実に反映したデザインとなるようだ。ボクシーで角張ったラインを持ち、ホイールベースを長く伸ばして室内空間を最大化している。

キアEV3の予告画像
キアEV3の予告画像    キア

また、キア独自のヘッドライト技術「スターマップ」と、タイガーフェイスと呼ばれる新しいフロントエンドを採用する。

新型EV3は「電動モビリティのアクセシビリティを高める」ことを目標とし、販売価格を3万ポンド(約580万円)以下にすることを目指している。

ラインナップにおける位置づけとしては、ソウルEVの間接的な後継車となる。

ヒョンデ・グループのEV専用プラットフォーム「E-GMPプラットフォーム」を採用する見込みで、さまざまな種類・容量のバッテリーとパワートレインの設定が可能になるだろう。

コンセプトモデルでは持続可能性の追求として、インテリアの一部素材にキノコの根を培養して作られる菌糸が使われていた。特殊な処理によって革のような質感になっているというが、これが量産型に採用される可能性は低い。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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