【トヨタ・ヤリスが首位奪還】 2024年4月期 登録車新車販売ランキング 飛び級が数車種アリ

公開 : 2024.05.09 07:05

登録車の新車販売はトヨタ・ヤリスが4カ月ぶりに首位を獲得。その他はトヨタ・シエンタ/ホンダ・ヴェゼル/トヨタ・アルファードが4ランク以上のアップでのランクインを見せています。

2024年4月期 登録車新車販売車名別ランキング

日本自動車販売協会連合会は、2024年4月期における登録車新車販売の車名別ランキングを発表した。

2024年4月期 登録車通称名別新車販売トップ10

1位 トヨタヤリス:1万3756台
2位 トヨタ・カローラ:1万2969台
3位 トヨタ・シエンタ:1万377台
4位 ホンダヴェゼル:7752台
5位 トヨタ・アルファード:6704台
6位 日産ノート:6013台
7位 トヨタ・ヴォクシー:5716台
8位 日産セレナ:5694台
9位 トヨタ・ノア:5454台
10位 トヨタ・ハリアー:5278台

2024年4月期 登録車新車販売車名別ランキング
2024年4月期 登録車新車販売車名別ランキング

登録車の4月期の車名別ランキングは、前年同月比2.7%減ながら1万3765台を販売したトヨタ・ヤリスが4カ月ぶりの首位に就く。

前月首位のトヨタ・カローラは、同21.6%増の1万2969台を成し遂げたものの第2位に陥落。また、第3位には同12.4%増の1万337台を達成したトヨタ・シエンタが4ランクアップで、第4位には4月にマイナーチェンジモデルを発売して同159.4%増の7752台を記録したホンダ・ヴェゼルが4ランクアップで、第5位には同64.6%増の6704台を販売したトヨタ・アルファードが11ランクアップで入った。

以降は日産ノート、トヨタ・ヴォクシー、日産セレナ、トヨタ・ノア、トヨタ・ハリアーの順で続き、トップ10のうち7車種がトヨタ車、2車種が日産車、1車種がホンダ車という結果となる。

トップ10常連のトヨタ・ルーミーとトヨタ・ライズは、生産を担うダイハツの認証申請における追加不正行為の判明に伴う出荷停止の影響で、ルーミーが第32位、ライズが第18位と大きく順位を落とし、またホンダ・フリードは全面改良を控えていることもあって前月から9ランクダウンの第14位にとどまった。

トップ10以降は?

トップ10以降では、SUVおよびクロスオーバーモデルの堅調さが続く一方で、全面改良および一部改良や特別仕様車の設定を実施したモデルの伸長が目立った。

クロスオーバーに加えて“スポーツSUV”を標榜するスポーツと“ニューフォーマル”を謳うセダンモデルを設定したトヨタ・クラウンは前年同月比39.2%増の4342台を販売して第16位に、2023年4月に発売したホンダの新世代SUVのZR-Vは同604.9%増の3179台を記録して第19位に、2023年6月に全面改良したミニバンのトヨタ・ヴェルファイアは同8550.0%増の3114台を売り上げて第20位にランクイン。

2024年4月期 登録車新車販売車名別ランキング
2024年4月期 登録車新車販売車名別ランキング

また、2023年12月に全面改良したスズキスイフトは同41.4%増の2949台を達成して第21位に、セレナとともに2023年度グッドデザイン賞を獲得した日産エクストレイルは同40.7%増の2387台を登録して第23位。

2024年3月に販売を開始した新型コンパクトクロスオーバーSUVのホンダWR-Vは2238台を販売して第24位に、2023年12月に発売した新型コンパクトクロスオーバーSUVのレクサスLBXは1857台を記録して第27位。

4月にSTIスポーツのブラックインテリアセレクションや特別仕様車のXエディションおよびXTエディションに専用ボディカラーのガイザーブルーを新設定したスバルフォレスターは同26.6%増の1580台を成し遂げて第30位に入った。

記事に関わった人々

  • 執筆

    大貫直次郎

    Naojiro Onuki

    1966年型。早稲田大学卒業後、自動車専門誌や一般誌などの編集記者を経て、フリーランスのエディトリアル・ライターに。愛車はポルシェ911カレラ(930)やスバル・サンバー(TT2)などのほか、レストア待ちの不動バイク数台。著書に光文社刊『クルマでわかる! 日本の現代史』、アシェット・コレクションズ・ジャパン刊『国産名車コレクション』シリーズなど。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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