画質よし、価格よし! 彩速ナビ「TYPE S」がHD画質になって新登場 2024年モデルの注目は?

公開 : 2024.05.09 11:18

3Aで急速充電 便利機能をチェック

編集部が注目した新機能もご紹介しておきたい。まずは「3Aの急速充電」への対応。

2024年モデルでは、最大供給電流DC5V=3Aで、USB機器へチャージできるようになった点は見逃せない。

7V型200mmワイドの「MDV-S711HDW」
7V型200mmワイドの「MDV-S711HDW」    JVCケンウッド

別売のUSBケーブル「KNA-24USB」を接続すれば、タブレット機器への急速充電も可能。このケーブルでUSB C⇔Cはもちろん、付属の変換アダプタを使ってUSB C→Aだって充電できる。

また、「TYPE S」は全モデルが静電容量式タッチパネルで統一された。7V型の機種でも、これまでの8V型と同じように、フリック、ピンチイン/ピンチアウト、ドラッグといった操作ができるのは喜ばしい。

そして「音声操作」の起動方法も、ユーザー目線の調整が加わった。

従来から「ハイ 彩速!」と声をかければ音声操作が起動し、ステアリングから手を離さずに、発話でナビ操作ができるようになっていた。ステアリングリモコンで音声操作を起動することもできた。

2024年モデルでは、声で起動するか、ボタン操作で起動するかを任意に選択できる「ボイストリガーのオン/オフ」という設定項目が追加されている。

ボイストリガー(声による起動)をオンにした場合、「ハイ 彩速!」のひと声で起動。オフにした場合は、ステアリング上のボタンで起動するから、声の影響を受けることがない。

9万円台からラインナップ 価格情報

大画面ナビが席巻する現在のカーナビ市場だが、高画質で、操作がスムーズなモデルが選ばれる傾向にある。

高精細・広視野角のHDパネルを手に入れ、2024年の「TYPE S」は車内エンタメの楽しみ方が広がった。

7V型180mmの「MDV-S711HD」。こちらも含めて全4機種がHDディスプレイを採用。TYPE SはHDMI入力も備えているから、手元の動画コンテンツをHD画質で楽しめるようになった。
7V型180mmの「MDV-S711HD」。こちらも含めて全4機種がHDディスプレイを採用。TYPE SはHDMI入力も備えているから、手元の動画コンテンツをHD画質で楽しめるようになった。    JVCケンウッド

もともと価格に対して高機能だったところに、HDオールインワンと呼びたくなる総合性能のグレードアップが行われており、新しい「TYPE S」の登場は彩速ナビの存在感を高めることになるだろう。

彩速ナビTYPE S(2024年モデル)の市場推定価格

8V型フローティング「MDV-S811HDF」 13万5000円前後
8V型インダッシュ「MDV-S811HDL」 13万5000円前後

7V型200mmワイド「MDV-S711HDW」 9万7000円前後
7V型180mm「MDV-S711HD」 9万7000円前後

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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