2024年版 世界最速のクルマ 15選 恐るべき性能を持つ「市販車」たち
公開 : 2024.05.11 18:05
=9. アスパーク・アウル – 415km/h
毎週のように新しいハイパーカーが発表されているように思えるが、日本のアスパーク・アウルのように胸を張れるものはほとんどない。
リマック・ネヴェーラと同様、アウルも数々の記録を打ち立てている。最高速度415km/hは市販EVで最速、1/8マイル(201m)の平均速度は309km/h、1/4マイル(402m)では318.8km/hを記録した。
アスパークによると、アウルは「ユニーク」なバッテリーを搭載しており、航続距離450kmを謳う。バッテリー容量は64kWhと、リマックやロータスよりも小さい。
=9. リマック・ネヴェーラ – 415km/h
「EVは遅い」という神話を覆したクルマがあるとすれば、それはリマック・ネヴェーラだ。
クロアチアのリマックが開発したネヴェーラは最高速度415km/hで、アスパーク・アウルと並んで世界最速の市販EVとなった。また、1/4マイル(8.582秒)、0-100km/h加速(1.95秒)、0-160km/h加速(4.3秒)も世界最速だ。
なお、顧客に納車されるネヴェーラの最高速度は350km/hに制限されているが、リマックの公式イベントではこれを解除してマックスパワーを発揮できる。
10. SSCアルティメット・エアロTT – 412km/h
2004年、シェルビー・スーパーカーズ(現SSC)は新型ハイパーカーのエアロを発表した。生産期間はそれほど長くなかったが、最高速度で当時のブガッティを追い抜くには十分だった。
高性能モデルのアルティメット・エアロは最高出力1200ps超のV8ツインターボを搭載し、2007年9月に米ワシントン本社近くの2車線の公道(閉鎖区間)を使った挑戦走行で、412km/h強の平均最高速度を記録した。
11. ブガッティ・ヴェイロン16.4 – 408km/h
当時、ブガッティ・ヴェイロンは史上最も高価で最もパワフルなロードカーだったが、フォルクスワーゲン・グループは公式に世界最速のクルマにしたいと考えていた。
8.0L W16クワッドターボエンジンは最高出力1000psを発生し、7速ATを介して四輪を駆動する。
特別なキーで「トップ・スピード・モード」を起動すると、リアスポイラーが格納され、フロント・エアディフューザーは閉じ、地上高もわずか6.5cmまで下げられる。その結果、最高速度408km/hを記録した。