ジープ・アベンジャー 詳細データテスト 低重心ゆえの良好な操縦性 日常的な乗り心地には注文あり

公開 : 2024.05.18 20:25  更新 : 2024.08.15 11:44

スペック

レイアウト

バッテリーパックは分割式で、前後それぞれのシート下とセンタートンネルに配置。リアアクスルにはパナールロッドを用いる。

リアモーターの競合モデルが多い中、ジープはフロントモーターの前輪駆動とした。そのため、前後重量配分は55:45と前寄りだ。

パワーユニット

前置きモーターで前輪駆動のアベンジャー。駆動用バッテリーは、前後席下とセンタートンネル内に分割搭載する。
前置きモーターで前輪駆動のアベンジャー。駆動用バッテリーは、前後席下とセンタートンネル内に分割搭載する。

駆動方式:フロント横置き前輪駆動
形式:他励同期式電動機
駆動用バッテリー:リチウムイオン(ニッケル・マンガン・コバルト)・400V・54.0/50.8kWh(グロス値/ネット値)
最高出力:156ps/-rpm
最大トルク:26.5kg-m/-rpm
最大エネルギー回生性能:-kW
許容回転数:-rpm
馬力荷重比:101ps/t
トルク荷重比:17.3kg-m/t

ボディ/シャシー

全長:4089mm
ホイールベース:2562mm
オーバーハング(前):822mm
オーバーハング(後):705mm

全幅(ミラー含む):2040mm
全幅(両ドア開き):3500mm

全高:1528mm
全高:(テールゲート開き):1710mm

足元長さ(前席):最大1070mm
足元長さ(後席):600mm
座面~天井(前席):最大1020mm
座面~天井(後席):960mm

積載容量:282~1252L

構造:スティールモノコック
車両重量:1536kg(公称値)/1601kg(実測値)
抗力係数:0.33
ホイール前・後:7.0×18
タイヤ前・後:215/55 R18 99V
グッドイヤー・エフィシエントグリップ・パフォーマンス2
スペアタイヤ:なし(パンク修理剤はオプション)

変速機

形式:1速リダクションギア
ギア比
リダクション比:- 
1000rpm時車速:-km/h
113km/h/129km/h時モーター回転数:-rpm/-rpm

電力消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:5.5km/kWh
ツーリング:5.0km/kWh
動力性能計測時:1.9km/kWh

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):-km/kWh
中速(郊外):-km/kWh
高速(高速道路):-km/kWh
超高速:-km/kWh
混合:6.3km/kWh

公称航続距離:401km
テスト時航続距離:277km
CO2排出量:0g/km

サスペンション

前:マクファーソンストラット/コイルスプリング、スタビライザー
後:トーションビーム/コイルスプリング

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.7回転
最小回転直径:10.5m

ブレーキ

前:302mm通気冷却式ディスク
後:268mmディスク
制御装置:ABS
ハンドブレーキ:電動・センターコンソールにスイッチ配置

静粛性

アイドリング:-dBA
全開走行時(145km/h):69dBA
48km/h走行時:56dBA
80km/h走行時:61dBA
113km/h走行時:66dBA

安全装備

ABS/AEB/LDP/LKA/TJA/UBSM
Euro N CAP:テスト未実施
乗員保護性能:成人-%/子供-%
交通弱者保護性能:-%
安全補助装置性能:-%

発進加速

テスト条件:ウェット路面/気温8℃
0-30マイル/時(48km/h):3.7秒
0-40(64):5.0秒
0-50(80):6.5秒
0-60(97):8.3秒
0-70(113):10.6秒
0-80(129):13.4秒
0-90(145):16.9秒
0-402m発進加速:16.6秒(到達速度:143.7km/h)
0-1000m発進加速:30.9秒(到達速度:150.5km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
スマート#1プレミアム(2023年)
テスト条件:湿潤路面/気温12℃
0-30マイル/時(48km/h):2.5秒
0-40(64):3.4秒
0-50(80):4.4秒
0-60(97):5.6秒
0-70(113):7.1秒
0-80(129):9.1秒
0-90(145):11.5秒
0-402m発進加速:14.3秒(到達速度:160.5km/h)
0-1000m発進加速:26.5秒(到達速度:180.2km/h)

キックダウン加速

20-40mph(32-64km/h):2.5秒

30-50(48-80):2.8秒

40-60(64-97):3.4秒

50-70(80-113):4.1秒

60-80(97-129):5.1秒

70-90(113-145):6.3秒

制動距離

テスト条件:ウェット路面/気温8℃
30-0マイル/時(48km/h):10.9m
50-0マイル/時(80km/h):29.9m
70-0マイル/時(113km/h):59.3m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.85秒

ライバルの制動距離

スマート#1プレミアム(2023年)
テスト条件:湿潤路面/気温12℃
30-0マイル/時(48km/h):8.6m
50-0マイル/時(80km/h):23.1m
70-0マイル/時(113km/h):46.0m

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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