BMW 3シリーズは来年夏にフェイスリストを予定
公開 : 2014.12.17 22:50 更新 : 2017.06.01 02:11
BMWのセールス&マーケティング責任者であるイアン・ロバートソンによれば、来年の夏に予定している3シリーズのフェイスリフトは、来るべきジャガーXEを見据えたものとなるという。
とりわけ、ジャガーXEの高い経済性に対応することとなる。というのも、最もエミッションに優れるXEは、マニュアル・ギアボックスの2.0ℓ4気筒ディーゼル・モデルで、CO2排出量は99g/kmでしかないという。それに対し、現行の3シリーズの最も低エミッション・モデルは、320d EDの109g/kmという値だ。
「今日、そして将来的な競争相手について、われわれは過小評価することはない。そのアジェンダも常に変化し続けている。しかし、われわれは3シリーズに常に競争力のあるスペックを与え続けてきた結果、今日の成功があると思う。」とロバートソンは語っている。「これからもBMW 3シリーズは、並み居る競争相手に中で、その中心に留まることになると確信している。」
最新のスパイショットで、3シリーズのフェイスリフトがキャッチされている。この新しい3シリーズのキーは、ターボ付きの3気筒ディーゼルおよびガソリン・ユニットの搭載で、これは現行のターボ付き4気筒に変わるものとなる。B37およびB38というコードネームで、新しい2シリーズ・アクティブ・ツアラーに搭載されたコンパクトは1.5ℓユニットは、316d、そして316iに搭載される2.0ℓおよび1.6ℓユニットから変更される予定だ。
BMWによれば、燃料消費は最高10%向上し、ボディ重量の軽減にも寄与するという。もちろん、この新しいパワー・ユニットは、2シリーズ・アクティブ・ツアラーでは横置きに搭載されフロント・ホイールを駆動するが、3シリーズでは伝統的な縦置きに搭載され、駆動もリア・ホイールとなる。
ディーゼル・エンジンは、115ps/4000rpm、27.5kg-m/1750rpmと、それまでの4気筒ユニットよりも0.96kg-mほど大きいトルクを得る。また、ガソリン・エンジンについても、135ps/4500rpm、22.4kg-m/1250rpmと、現行の4気筒と同じ値となる。
また、ガソリン・エンジンのハイ・パワー・バージョンとして230ps/5800rpm、32.6kg-m/3700rpmというスペックを持つものも用意されるようだ。
ミュンヘンでキャッチされた新しい3シリーズ・ツーリングは、スタイリングにも微妙な変化が与えられる。フロント・バンパーは変更され、ヘッドランプもより横方向を強調したものにリデザインされている。また、インテリアにも、よりハイ・クオリティなマテリアルが使用される他、インフォテーメント・システムも新しいものが与えられている。