米ジャンクヤードで見つけた「廃車」 40選 後編 朽ちた名車の味わい

公開 : 2024.05.18 18:25

インペリアル – 1959年

6.7L V8エンジンを搭載した1959年型インペリアルは、1/4マイル(402mの発進加速)を16.8秒で走破した。これは5000ポンド(2200kg)以上ある巨体にしては偉業だが、それなりの燃費を達成するためにはアクセルを非常に穏やかに踏む必要がある。多くの人にとって「2桁」燃費は手の届かない領域だった。

インペリアル - 1959年
インペリアル – 1959年

ジオ・トラッカー

スズキとGMの合弁会社であるCAMIが、カナダ・オンタリオ州で生産した初代ジオ・トラッカー。ジオはシボレーの下部組織で、1989年から1997年まで存在した。しかし、トラッカーは後にシボレーのバッジをグリルに付け、長く販売されている。 まともなタイヤを装着すれば、オフロード走行も可能だった。

ジオ・トラッカー
ジオ・トラッカー

フォード・フェアレーン – 1969年

誰かがこの1969年型フォード・フェアレーンのトランクを無理やり開けようとして、壊してしまったようだ。しかし、まだ使用可能な部品がたくさん残っており、今のところ健全な状態にある。

1969年だけで23万3688台のフェアレーンが販売され、総生産台数は183万台に達する。しかし、ライバルのシボレーからトップの座を奪うには十分ではなかった。

フォード・フェアレーン - 1969年
フォード・フェアレーン – 1969年

フォード・ランチェロ – 1975年

「クルマ以上!トラック以上!(More than a car! More than a truck!)」。

1957年のデビュー時、フォードはランチェロをそう表現した。誕生から1979年の生産終了まで、50万台以上が販売された。これは1975年に生産された第6世代のモデルである。

フォード・ランチェロ - 1975年
フォード・ランチェロ – 1975年

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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