ホンダNSX、来月のデトロイト・モーターショーでデビュー
公開 : 2014.12.18 23:00 更新 : 2017.06.01 02:11
ホンダは、来月行なわれるデトロイト・モーターショーで、いよいよホンダNSX(デトロイト・モーターショーではアキュラNSXのブランドとなる)のプロダクション・モデルを発表する。
既に英国などでは正式にリリースする前に100台を超える予約注文が入ている。英国では、今年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードが開催された時期から予約が可能だったという。
ホンダ英国のボスであるレオン・ブラナンは、「これほどまでに予約をもらったことは大変嬉しいことだ。一刻も早く、オーナーのもとに届けられることを楽しみにしている。」と語った。
最終的なプロダクション・モデルは、既にわれわれがスクープしたとおり、新しいロワ・フロント・グリルと、ボンネットに新しいベントが与えられるものと思われる。
ホンダは、この新型NSXをオハイオのパフォーマンス・マニュファクチャリング・センターで生産する。
ホンダは、ポルシェ911の価格でありながら、フェラーリ458と同等以上の興奮を届けることのできるクルマとしている。この2台の他にも、ホンダはベンチマークとして、日産GT-R、アウディR8、マクラーレン12Cとの比較を繰り返したようだ。
プロダクション・モデルも、スポーツ・ハイブリッドSH-AWD(スーパー・ハンドリングAWD)が採用され、パワー・ユニットにはV6ガソリン・エンジンと電気モーターが組み合わせられる。このうち、電気モーターはフロント・ホイールを駆動する役目を持つ。トランスミッションは、7速のデュアル・クラッチだ。
パワーはトータルで400ps程度だが、3台の電気モーターとV6ユニットから集積されたトルクが特徴的。フロント・ホイールを動かす2つのモーターは、トルクベクタリングだ。
なお、ホンダは、このNSXのコンバーチブル・バージョンも開発中だとしているが、少なくとも2年後の発表となろう。