え、ジムニーに10型の大画面ナビ? 視界を遮らない専用デザイン アルパインBIG Xのこだわりが凄い!

公開 : 2024.05.29 21:41  更新 : 2024.06.01 01:00

ジムニーにインダッシュ式の10型ナビが登場 専用デザインのアルパイン「BIG X」です 改良型デジタルミラーも登場!

ダッシュボードに「10型」を埋め込めるの?

スズキジムニーに大画面ナビを装着したいなら、注目しておきたいアイテムが登場する。

純正アクセサリーの中から選ぼうとすると、ナビは最大で9型……。

9月に発売されるジムニー/ジムニー・シエラ専用の10型ナビ、アルパインBIG X「EX10NX2-JI-64」。
9月に発売されるジムニー/ジムニー・シエラ専用の10型ナビ、アルパインBIG X「EX10NX2-JI-64」。    徳永徹

視界を妨げないサイズとなれば、これ以上の大きさは難しいか……、そんな風に尻込みしている方も多いだろう。

アルパインが9月に発売する「ジムニー」「ジムニー・シエラ」専用の10型ナビは、そんな悩みに切り込むこだわりの逸品だ。

ジムニーのユーザーには「フローティング構造のナビでは前方視界が狭くなる」と感じる方が意外に多い。

悪路も走るジムニーだから、カーナビは“埋め込み型”にして、ダッシュボードをスッキリとしておきたいのだろう。

そこでアルパインは、10型大画面でインダッシュ式のBIG Xを開発することにした。

10型を埋め込むことができたのは、ジムニーのコンソールから“純正パーツを外してしまうアイデア”の賜物。

カーナビの装着位置と、すぐ下にあるエアコンの吹出し口との間には、わずかな隙間が残されていた。

その隙間を覆うパネルを外すと、部分的に使えそうな空間が見つかったという。

物理キーをそこに配置するジムニー専用設計としたことで、埋め込み型の10型大画面ナビ、BIG X「EX10NX2-JI-64」を実現できたわけだ。

動画面のフォント 専用仕上げでいいぞ

デザインで目を引くのは外観へのこだわり。

ジムニーの無骨なイメージを強調するように、10型画面を囲む専用パネルは4隅にボルトが埋め込まれている(化粧ネジではない)。なんとも力強いルックスではないか。

BIG X「EX10NX2-JI-64」の始動画面は、初代ジムニーのロゴをオマージュしたフォントを採用。
BIG X「EX10NX2-JI-64」の始動画面は、初代ジムニーのロゴをオマージュしたフォントを採用。    徳永徹

その専用パネルはピアノブラックに塗装され、くびれのある絞り込まれた意匠となっており質感は高い。

前述の物理キーが並ぶゾーンは、化粧パネルをマットブラックに色付けした。

実はこれ、ジムニーのインパネと同じ配色なのが分かるだろうか?

メーター周りのピアノブラック塗装、ステアリングスイッチ周辺のマットブラックと対になるカラーリングなのだ。

また、イグニッションONで現れる専用のオープニング映像が好デザイン。ローマ字版とカタカナ版を選択でき、そのフォントがまたエモい。

このあたり、専用デザインで市場を掘り起こすことが得意なアルパインならではの作り込みと言えるだろう。

機能面では、Apple CarPlay(ワイヤレス)/Android Auto/Amazon Alexaといった「スマホ連携」に対応。声でナビの基本操作ができる「ボイスタッチ」など、見どころも多いカーナビとなっている。

ジムニー/ジムニー・シエラ専用のBIG X「EX10NX2-JI-64」はオープン価格で9月発売の予定だ。

もう1つの注目アイテムは、ジムニー用にわざわざ改良された10型デジタルミラー。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    徳永徹

    Tetsu Tokunaga

    1975年生まれ。2013年にCLASSIC & SPORTS CAR日本版創刊号の製作に関わったあと、AUTOCAR JAPAN編集部に加わる。クルマ遊びは、新車購入よりも、格安中古車を手に入れ、パテ盛り、コンパウンド磨きで仕上げるのがモットー。ただし不器用。

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