え、ジムニーに10型の大画面ナビ? 視界を遮らない専用デザイン アルパインBIG Xのこだわりが凄い!
公開 : 2024.05.29 21:41 更新 : 2024.06.01 01:00
ミラー⇔ナビを広く デジタルミラー改良
ジムニーの純正ルームミラーを、ドライブレコーダー搭載型のデジタルミラーに変えたい……。
そんな方の懸念は「やっぱり視界が狭くなるのでは?」というもの。
そこでアルパインが、既存の10型デジタルミラーのアーム部分に手を加えた改良型パッケージを発表したのでご紹介しよう。
これまでのものより上下・奥行きともに25mmのクリアランスが確保され、大画面ナビと一緒に使っても「ルームミラー⇔ナビ」の間隔を広く取れるというのだ。
ミラー本体は美しいカーブ形状で、画面の大きさを感じさせないスリムなデザイン。
それに、前後2カメラのドライブレコーダーが搭載され、衝撃録画・手動録画・駐車録画の3モードを標準装備。HDR/STARVISを採用しているから夜のドライブでも鮮明に記録できる。
個人的には、フロントカメラが独立型なので、ミラーの角度に影響されない位置に固定できるのが喜ばしい。
こちらもエンジンONでジムニーの名前とフロントビューが浮かびあがる専用オープニングが用意されていて、改良型のための新映像も加わっているという。
ジムニー/ジムニー・シエラ専用のドライブレコーダー搭載デジタルミラー「DVR-DM1000A-IC(10型/取付けキット改良版)」はオープン価格で9月発売だ。
「メティオサウンド」発進! 11車種に登場
最後に、ジムニーの音響面を強化するためのシステムアップが登場するのでチェックしておこう。
「メティオサウンド(MetioSound)」という取組みを、アルパインがスタートしたのだ。
これは、ルーフからサウンドが降り注ぎ、ドアから重低音が響くという発想の車種専用スピーカーである。
対象はハイエース、デリカ・ミニなど11車種で、その中にジムニーも含まれている。
例えば「ジムニー」「ジムニー・シエラ」の場合、5cmルーフスピーカーを頭に近い天井に装着。頭上からサウンドが降り注ぐような感覚で音楽を楽しめる。
なにしろ純正のドアスピーカーだけでは足元から全ての音が出るわけで、遮音性を追求していない車種だけに、どうしてもサウンドがぼんやりとしてしまう。
今回デモカーを体験してみたが、頭の上からクリアな中高域が広がっていく感覚で、ルーフスピーカーの有り難みを痛感した。
専用のドアウーファー(装着用スペーサー付属)は16.5cm のもの。車室のスペースを犠牲にすることなく重低音を轟かせる。ルーフスピーカーの音量調整ができる専用ネットワークも付属されていた。
ジムニー/ジムニー・シエラ専用の「メティオサウンド」は7万4800円で9月発売。取付け時間は1.5h~2.0hを想定している。
いまだに納車待ち1年という人気のジムニー。10型のBIG X、改良型デジタルミラー、メティオサウンドが登場し、アフターパーツの選択肢がさらに増えてきた。自分好みのカスタムをするなら頼もしいラインナップの登場である。