アルファGTVとシャシーが共通! クーペ・フィアット UK版中古車ガイド(1) バングルの自己主張ボディ
公開 : 2024.06.16 17:45
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以前は日本車に夢中だったという、サム・ベッドフォード氏。「このクーペ・フィアットは、ホンダ・インテグラ・タイプRのかわりとして、レースへ出場する目的で購入したんですよ」
「その後に日産フェアレディZ、350Zを購入したんですが、あまりドラマチックではありませんでした。クーペ・フィアットは、運転する度に特別な気分になれます。多くのことが、ドライバーに伝わってくるんですよね」
「少なくない人が、このクルマは何だ?と興味を持ってくれるのも面白いです。5気筒エンジンのサウンドは大好き。改造といえるのは、エアクリーナー・ボックスに穴を開けて、ウェイストゲートの悲鳴が聞こえるようにしたことくらいですね」
「280馬力まで簡単にパワーアップできるようですが、オリジナル状態を保ってきたので、我慢しています。補機ベルトの破断に備えて、タイミングベルト交換と一緒に、ガードも取り付けています」
「ピラーを再塗装し、ダッシュボードの粘つきは直しました。今年の夏は、サスペンション周辺とホイールアーチのサビを、片付けようと考えています」
英国で掘り出し物を発見
フィアット・クーペ・フィアット 16V(英国仕様)
登録:1995年式 走行:7万6400km 価格:6450ポンド(約129万円)
ブルーム・イエローが眩しい初期型。自然吸気の16Vで速くはないが、レザーシートとサンルーフが自慢。年式を考えれば、走行距離も短い。
2オーナー車で、タイミングベルトとタイヤ、エグゾースト系を交換済み。エンジンルームの景色は少しヤレているが、それ以外の状態は素晴らしいようだ。
フィアット・クーペ・フィアット 20Vターボ(英国仕様)
登録:1999年式 走行:11万9100km 価格:7750ポンド(約155万円)
人気の後期型20Vターボ。ボディパネルのフィット感は高いままで、最近全塗装を受けたばかり。タイミングベルトは、交換されてから300kmほどしか経っていない。エンジンルーム内の状態も良い。
直近のオーナーは、20年近く大切にしてきたという。整備記録がしっかり綴られたファイルが付いてくる。
この続きは、クーペ・フィアット UK版中古車ガイド(2)にて。