レクサスLBX 詳細データテスト インテリアの質感は高い 意外に硬い乗り心地 モアパワーがほしい

公開 : 2024.06.08 20:25

使い勝手 ★★★★★★☆☆☆☆

インフォテインメント

マルチメディア系は、レクサストヨタの最新モデルと同じもの。だいぶ基本的なインターフェイスで、ヤリスでは満足できても、高級車では不十分に感じられる。メルセデス・ベンツなどのシステムとは違って、インターフェイスやフォント、機能性にレクサスブランドらしさを加味している部分がない。

当然というべきか、Apple CarPlayやAndroid Autoを使うことになるだろうが、Androidは有線接続のみ。また、ミラーリングを使うことが問題を引き起こす。利用規約への同意か拒否が毎回求められる上、ホームボタンやショートカットバーが常駐していないので、既存のCarPlayの設定を車両のセッティングにアジャストしづらいのだ。

比較的ベーシックなシステムで、スマートフォンとのミラーリングにも不満が残る。中間グレードのオーディオは6スピーカーだ。
比較的ベーシックなシステムで、スマートフォンとのミラーリングにも不満が残る。中間グレードのオーディオは6スピーカーだ。    JACK HARRISON

車載インターフェイスを選ぶと、メニューはロジカルで反応は素早い。とはいえ、車載ナビはとくに出来がいいわけではない。

テスト車に標準装備される6スピーカーのオーディオシステムは、おおむね平凡なサウンド。タクミ以上のグレードには、13スピーカーのマークレビンソン製システムが搭載される。

燈火類

LEDヘッドライトは標準装備。マトリックスビーム仕様はオプション。

ステアリングとペダル

2ペダルのみで、配置はきわめて普通。ヤリスとは違って、スロットルペダルはレクサスの流儀に従ったオルガン式なので、上質感が味わえる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事