アウディRS6やフェラーリ599は買い時? 今なら半額!な有能「中古」モデル(2) 高速ワゴン/スーパーカー編

公開 : 2024.06.18 19:05

一時の値上がりを経て、落ち着きを取り戻しつつある英国の中古車市場 憧れの有能モデルが、今なら半額以下で狙える? ワケアリの掘り出し物も 英国編集部がカテゴリー別にご紹介

アウディRS6(C7系/2018年式)

走行距離:7万2400km 英国価格:4万2995ポンド(約859万円)

高性能ワゴンの代名詞といえば、アウディRS6だろう。特にC7系の3代目は、歴代最高のモデルとして評価されている。異論の余地はあると思うが。

アウディRS6(C7系/2012〜2018年/英国仕様)
アウディRS6(C7系/2012〜2018年/英国仕様)

パワフルなV8ツインターボエンジンに、四輪駆動システムのクワトロを融合。いかにも攻撃的な出で立ちだった2代目と異なり、少し落ち着いた雰囲気も好ましい。加えて、マルチタスクを巧みにこなす多面的な能力が、所有する喜びを膨らませる。

RS6の維持費は高い。それでも、スーパーカーとステーションワゴンを両立したと考えれば、2台持ちするよりお金の節約はできるかもしれない。

メルセデスAMG CLS 63(2013年式)

走行距離:6万2700km 英国価格:3万2495ポンド(約649万円)

高性能なメルセデスAMG CLSは、見た目重視のシューティングブレークではあるものの、荷室容量は590Lと小さくない。低くスタイリッシュなシルエットが、上流階級を黙らせるインテリアを包んでいる。

メルセデスAMG CLS 63(英国仕様)
メルセデスAMG CLS 63(英国仕様)

ボンネットの内側に積まれるのは、M157型V8ツインターボ。最高出力585psと、ワゴンとしては桁外れの最高出力を発揮する。基本的にはEクラスの延長だから、頼もしい毎日の伴侶になってくれるだろう。

フォルクスワーゲン・ゴルフ R エステート(2019年式)

走行距離:9万100km 英国価格:1万9995ポンド(約399万円)

分別のある高性能ステーションワゴンとして、唯一無二の存在といえるのが、フォルクスワーゲン・ゴルフ Rのエステート(ヴァリアント)。4本出しのマフラー以外、高性能ぶりをあからさまに主張しない見た目も、魅力の1つといえるだろう。

フォルクスワーゲン・ゴルフ R エステート(Mk7/2012〜2019年/英国仕様)
フォルクスワーゲン・ゴルフ R エステート(Mk7/2012〜2019年/英国仕様)

0-100km/h加速は5秒以下。四輪駆動システムが、路面状態を問わず確実なトラクションを担保する。トランスミッションは7速DSGのみだが、荷室容量は605Lと大きい。大人5名が快適に過ごせる車内空間も備わる。

ただし、ターボチャージャーのウェイストゲートの劣化には要注意。サーモスタット・ハウジングが割れる場合もある。

ポルシェパナメーラ・ターボ S E-ハイブリッド・スポーツツーリスモ(2018年式)

走行距離 6万9200km 英国価格:6万2950ポンド(約1259万円)

ポルシェ史上、最もパワフルなプラグイン・ハイブリッドが、このパナメーラ・ターボ S E-ハイブリッド。加えてスポーツツーリスモは、同社史上、最も実用的なモデルだともいえる。

ポルシェ・パナメーラ・ターボ S E-ハイブリッド・スポーツツーリスモ(英国仕様)
ポルシェ・パナメーラ・ターボ S E-ハイブリッド・スポーツツーリスモ(英国仕様)

長く伸びたルーフラインのおかげで、荷室容量はゆとりの520L。システム総合の最高出力は680psに達し、驚異的なパフォーマンスを披露する。丁寧に右足を傾ければ、電気エネルギーだけで最長49kmを走ることも可能だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・ディスデイル

    James Disdale

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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