ベントレー・コンチネンタルGT W12(2018年式)

走行距離:5万6300km 英国価格:8万9948ポンド(約1798万円)

乗り手を選ぶような高級車ほど、価格の下落も大きい。ベントレー・コンチネンタルGTもそんな1台といえ、貯金額がみるみる減っていくランニングコストを無視すれば、バーゲンプライスで店頭に並んでいる。

ベントレー・コンチネンタルGT W12(英国仕様)
ベントレー・コンチネンタルGT W12(英国仕様)

長距離移動時の快適性と洗練性は最上級。大柄なボディだが、正確な操縦性と驚くような敏捷さも叶えた英国車だ。

フォード・プーマ(1998年式)

走行距離:10万4600km 英国価格:3995ポンド(約79万円)

1990年代のクーペ人気を牽引した1台が、フォード・プーマだ。当時のフォード・フィエスタをベースに、ステアリングとサスペンションをアップグレード。エンジンはヤマハが開発した1.7Lで、124psの最高出力を発揮した。

フォード・プーマ(英国仕様)
フォード・プーマ(英国仕様)

クラシックカーへ片足を突っ込んでいる年式だが、価格は数1000ポンド(数10万円)とお手頃。最大の悩みは、各所で生じるサビだ。

メルセデスAMG C 43(2017年式)

走行距離:6万4300km 英国価格:2万4450ポンド(約489万円)

続いて、走り自慢のスーパーサルーンへ移ろう。メルセデスAMGCクラスでは、V8エンジンが繰り出す怒涛のパフォーマンスへ目がゆきがちだが、中古車で狙い目といえるのが、V6エンジンを積んだC 43だろう。

メルセデスAMG C 43(英国仕様)
メルセデスAMG C 43(英国仕様)

367psの最高出力に、四輪駆動のシャシーが組み合わされ、性能は充分に高い。インテリアもラグジュアリーだ。しかも、価格帯は現実的な側にある。

アルファ・ロメオジュリア・クアドリフォリオ(2016年式)

走行距離:11万5800km 英国価格:2万9995ポンド(約599万円)

フロントフェンダーを四つ葉のクローバーで飾った、情熱的なスーパーサルーン。V6ツインターボは510psを発揮し、ドイツ製のライバル並みに速い。加えて、クイックなステアリングと自在に操れるシャシーは、ワインディングで感動を与える。

アルファ・ロメオ・ジュリア・クアドリフォリオ(英国仕様)
アルファ・ロメオ・ジュリア・クアドリフォリオ(英国仕様)

初期のジュリア・クアドリフォリオには、いくつかの不具合が報告されていた。しかし、全体的な信頼性は悪くないようだ。

テスラモデル3 パフォーマンス(2019年式)

走行距離:9万9700km 英国価格:1万9990ポンド(約399万円)

落ち着いた見た目とは裏腹に、驚くほどの速さを秘めたサルーンが、テスラ・モデル3 パフォーマンス。ツインモーターでの最高出力は450psで、0-100km/h加速は3.4秒。正確なステアリングで、グリップ力も高い。

テスラ・モデル3(英国仕様)
テスラ・モデル3(英国仕様)

テスラ水準では、製造品質が1番優れるのも魅力。駆動用バッテリーの性能も、多くのバッテリーEVが積むものより良いようだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・ディスデイル

    James Disdale

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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