小さいのにド迫力 全長4.0m「近未来的オフロード車」 ジャガー出身デザイナー最新作が公開

公開 : 2024.06.07 06:05

どのように軽量化したのか?

以下、デザイナーでありカラム社の創設者であるイアン・カラム氏へのインタビュー。

――スポーツカーの開発は検討しましたか?

自動車デザイナーのイアン・カラム氏
自動車デザイナーのイアン・カラム氏

「検討はしたのですが、少しありきたりだと判断しました。あらゆるクルマを取り扱える当社の多才な能力を示せるものに落ち着きました」

――スカイは何台作るのですか?

「もちろん需要次第ですが、数百台規模ではなく数十台規模になるでしょう」

――今後も自社製品を作っていくのですか?

「そのつもりです。他社ブランドの代理店を目指しているわけではありません。特別なディテールデザインを施した、シンプルで美しいクルマを仕上げることができるのです」

――次回はもっと台数を増やしますか?

「その前にやることがたくさんありますが、もしうまくいけば、1000台単位で生産することも考えられます。わたしと同僚のデビッド(・フェアベアン氏)とアダム(・ドンフランチェスコ氏)は、こうしたクルマ作りを何年間も一緒にやってきた。できないことではありません」

――EVは重いのが一般的です。どのように重量を抑えているのですか?

「提示したのは目標値ですが、設計をシンプルにし、すべての部品の重量を綿密にコントロールすることで、目標に近づけられると確信しています。スカイはシンプルで美しいマシンになるでしょう。モットーは “最小の質量、最大の能力” です」

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョナサン・ブライス

    Jonathan Bryce

    英国編集部。英グラスゴー大学を卒業後、モータージャーナリストを志しロンドンに移住。2022年からAUTOCARでニュース記事を担当する傍ら、SEO対策やSNSなど幅広い経験を積んでいる。
  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    AUTOCAR UK Editor-in-chief。オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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