2024年5月期はトヨタ・ヤリスが2カ月連続でトップ 登録車新車販売の車名別ランキング

公開 : 2024.06.07 07:25

2024年5月期における登録車新車販売の車名別ランキングではトップ10のうち7車種がトヨタ車、2車種が日産車、1車種がホンダ車という結果となった。認証不正問題で6月期の車名別ランキングは大荒れ予想?

2024年5月期 登録車新車販売 車名別ランキング

日本自動車販売協会連合会は、2024年5月期における登録車新車販売の車名別ランキングを発表した。

2024年5月期 登録車通称名別新車販売トップ10

1位 トヨタヤリス:1万3538台
2位 トヨタ・カローラ:1万2263台
3位 トヨタ・シエンタ:8820台
4位 日産ノート:7365台
5位 トヨタ・アルファード:5814台
6位 ホンダヴェゼル:5717台
7位 日産セレナ:5507台
8位 トヨタ・ハリアー:5294台
9位 トヨタ・アクア:4966台
10位 トヨタ・ルーミー:4887台

2024年5月期 登録車新車販売 車名別ランキング
2024年5月期 登録車新車販売 車名別ランキング

登録車の5月期の車名別ランキングは、前年同月比6.5%増の1万3538台を成し遂げたトヨタ・ヤリスが2カ月連続での首位に就く。

続く第2位には同39.8%増の1万2263台を記録したトヨタ・カローラが、第3位には同3.2%減ながら8820台を販売したトヨタ・シエンタが前月と同位で位置。

また、第4位には本年1月よりマイナーチェンジモデルを発売して同31.9%増の7365台を達成した日産ノートが前月から2ランクアップで、第5位には同288.9%増の5814台を売り上げたトヨタ・アルファードが前月と同位で入る。

以降はホンダ・ヴェゼル、日産セレナ、トヨタ・ハリアー、トヨタ・アクア、そして生産・出荷を再開したトヨタ・ルーミーの順で続き、トップ10のうち7車種がトヨタ車、2車種が日産車、1車種がホンダ車という結果となった。

トップ10以降は?

SUVおよびクロスオーバーモデルの好調さが続く一方で、全面改良および一部改良を実施したモデルの伸びが目立った。

クロスオーバーに加えて“スポーツSUV”を標榜するスポーツと“ニューフォーマル”を謳うセダンモデルを設定したトヨタ・クラウンは前年同月比38.6%増の4331台を販売して第15位。

2024年5月期 登録車新車販売 車名別ランキング
2024年5月期 登録車新車販売 車名別ランキング

ホンダの新世代SUVのZR-Vは本年7月6日の車両価格引き上げ前の駆け込み需要もあって同103.3%増の3185台を記録して第18位に、本年3月に販売を開始した新型コンパクトクロスオーバーSUVのホンダWR-Vは3063台を販売して第19位にランクイン。

また、2023年12月に全面改良したスズキスイフトは同26.1%増の2447台を達成して第24位に、2023年12月に発売した新型コンパクトクロスオーバーSUVのレクサスLBXは1722台を記録して第28位。

本年4月にSTIスポーツのブラックインテリアセレクションや特別仕様車のXエディションおよびXTエディションに専用ボディカラーのガイザーブルーを新設定したスバルフォレスターは同69.2%増の1513台を成し遂げて第30位に入った。

なお、データ試験の不備が見つかったことに伴い、トヨタ・ヤリスクロス、トヨタ・カローラ・アクシオ/カローラ・フィールダー、マツダ2(1.5Lガソリンエンジン搭載車)、マツダロードスターRFの5車種が6月中の生産・出荷を停止し、一方で新型ホンダ・フリードが6月中の発売を予告していることから、6月期の車名別ランキングは大きな変化が現れるものと予想される。

記事に関わった人々

  • 執筆

    大貫直次郎

    Naojiro Onuki

    1966年型。早稲田大学卒業後、自動車専門誌や一般誌などの編集記者を経て、フリーランスのエディトリアル・ライターに。愛車はポルシェ911カレラ(930)やスバル・サンバー(TT2)などのほか、レストア待ちの不動バイク数台。著書に光文社刊『クルマでわかる! 日本の現代史』、アシェット・コレクションズ・ジャパン刊『国産名車コレクション』シリーズなど。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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