【アルピナGTファミリーの最新モデル】 2024年末に導入予定 BMWアルピナ B3/B4GT
公開 : 2024.06.10 11:45
アルピナはB3 GTリムジン/GTツーリング/B4 GTグランクーペの予約注文受付を開始、本年末に導入予定となる。またアルピナの車両開発と生産は、今まで同様2025年末までドイツのブッフローエで継続される。
BMWアルピナB3/B4 GT
GTの呼称は、アルピナの中でもっとも理想的なモデルを表す略称であり、ニューB3/B4 GTにより、アルピナは他とは一線を画す、エクスクルーシブなモデルの長き伝統を引き継ぐと語る。
爆発的ともいえる動力性能、卓越したドライビング・パフォーマンス、俊敏なダイナミクス、そしてアルピナだけが持つ独特のドライビング・コンフォート。
非凡な他に並ぶもののないその感覚は、ブッフローエのファクトリーで伝統的なクラフツマンシップによって実現された特別なディテールによって創られおり、このアルピナGTファミリーの最新モデルは、単なる自動車を超えた存在であり、世界中のエンスージアストに、鮮烈なインスピレーションを与えるものであるという。
BMWアルピナB3/B4 GTは予約注文を受け付けており、日本導入時期は2024年末を予定する。
メーカー希望小売価格(税込)
BMWアルピナB3 GTリムジン:1600万円
BMWアルピナB3 GTツーリング:1670万円
BMWアルピナB4 GTグランクーペ:1660万円
さらなる高出力、スリリングなパワーデリバリー
BMWアルピナ3シリーズおよび4シリーズに搭載され、そのスムーズな出力特性で高い評価を得ている3L直列6気筒ビターボ・エンジンは、このGTバージョンではさらに34psの出力向上を果たし、529psと74.4kg-mを発揮する。
アルピナのエンジニアは、開発車両で数え切れないほどのベンチテストと実走行を行い、あらゆる走行状況においてパフォーマンスを発揮できるよう独自のエンジン・マッピングをさらに見直した結果、市街地でのスムーズな加速や高速道路での全開全負荷時など、ドライブトレーンの優れた特性を際立たせているという。
8速スポーツ・オートマチック・トランスミッションと可変式の全輪駆動システム、電子制御式リア・リミテッド・スリップ・ディファレンシャルとの組み合わせにより、増大したパワーが効率的にドライビング・ダイナミクスに変換され、パワートレインはGTの名に恥じないキャラクターに合わせ、トランスミッションのプログラムもまた出力向上のポテンシャルに合わせて変更された。
精度感と快適性、そしてダイナミクス
B3
B3 GTは、BMW 3シリーズのアップデートの恩恵を受け、リア・ダンパーとボディ結合部の剛性を高めるなどしてドライビング・ダイナミクスをさらに向上させたと発表された。
エンジンフードを開けると目にすることができるアルピナのドーム・バルクヘッド・レインフォースメント・ストラットはフロントエンドの剛性をさらに高め、ステアリングの精度を著しく向上させる。
B3 GTリムジンには、より高いレートのリア・スタビライザーが装備され、ロールのコントロール性とステアリング・レスポンスがアップしている。
アルピナとして、ドライビング・ダイナミクスを向上させた結果、乗り心地が損なわれることは許されないと彼らは強調し、そのようなことがないように特別な注意が払われ、そのためにアルピナのエンジニアは新しいショック・アブソーバーを選択した。
ドライビング・ダイナミクスを向上させる高い剛性と精度の車体が発するフィードバック、メッセージは、アルピナ・ブランドの特徴である優れた乗り心地と落ち着きとに密接に結びついている。
B4 GTグランクーペ
B4 GTのアジリティをさらに高めるために、新たにシャシーとサスペンション・セットアップが開発された。フロント・アクスルには、マウントが強化された新しいスタビライザーが採用され、動作の精度を高める。
このため、可変スポーツ・ステアリングとアクティブ・ダイナミック・ダンピング・コントロールのセットアップも大幅に変更され、リア重視の完全可変の四輪駆動システムと電子制御式リミテッド・スリップ・ディファレンシャルの新しいセッティングは、さらなる鮮烈なドライビング・エクスペリエンスの提供とハンドリングの正確性をもたらしたという。