フォルクスワーゲン・トゥアレグ 詳細データテスト 実直な大型SUV PHEVの経済性はそこそこ

公開 : 2024.06.15 20:25  更新 : 2024.08.04 03:15

使い勝手 ★★★★★★★☆☆☆

インフォテインメント

現行世代のトゥアレグが登場したのは、フォルクスワーゲンがゴルフVIIIやEVのIDシリーズに、MIBインフォテインメントシステムを採用するより何年か前だ。イノビジョンコクピットシステムは、ダッシュボード内にすっきり収まるようデザインされているが、大画面のデジタルメーターと連続した15インチのセンターディスプレイなど、テクノロジー的な魅力も存分にある。

フェイスリフトを機に、追加されたのがスマートフォンのワイヤレスミラーリング。ナビゲーションは、高解像度マップと車線レベルでのルート案内を採用するアップグレードが図られた。USB−Cポートは45W仕様となり、PCやタブレットの電源にもなる。

タッチ画面式としては使いやすいほうのシステム。ナビは、マップの解像度やルートの精度が高められた仕様となった。
タッチ画面式としては使いやすいほうのシステム。ナビは、マップの解像度やルートの精度が高められた仕様となった。    JACK HARRISON

エアコンパネルやショートカットボタンは実体デバイスのほうが好ましいが、タッチ画面式システムとしては比較的扱いやすい部類。Apple CarPlayのアイコンは大きめで、かなり押しやすい。

燈火類

IQライトことマトリックスアダプティブLEDヘッドライトは標準装備で、高速道路や悪天候時の特別設定も備える。今回は、テストする機会がなかった。

ステアリングとペダル

ドンピシャのペダル配置や、十分すぎるステアリングコラム調整幅により、非常に快適でサポートに優れたドライビングポジションが実現できる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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