フォルクスワーゲン・トゥアレグ 詳細データテスト 実直な大型SUV PHEVの経済性はそこそこ

公開 : 2024.06.15 20:25  更新 : 2024.08.04 03:15

スペック

レイアウト

プラットフォームはフォルクスワーゲングループのMLBエボで、アウディQ7からランボルギーニウルスまで、大型SUVのベースとなっているもの。アルミとスティールのモノコックだ。

エンジンはV6で、フロント縦置き。8速トルクコンバーターATと、トルセン式センターデフを用いるフルタイム4WD。オプションで、アダプティブダンパーとセルフレベリング式エアサスペンションが選べる。

エンジン

プラットフォームはエンジン縦置きモノコックのMLBエボ。8速ATとトルセン式センターデフを用いるフルタイム4WDだ。
プラットフォームはエンジン縦置きモノコックのMLBエボ。8速ATとトルセン式センターデフを用いるフルタイム4WDだ。

駆動方式:フロント縦置き、四輪駆動
形式:V型6気筒2995cc、ターボチャージャー、ガソリン
ブロック・ヘッド:-
ボア×ストローク:φ-×-mm
圧縮比:11.2:1
バルブ配置:DOHC4バルブ
エンジン最高出力:340ps/-rpm
エンジン最大トルク:45.9kg-m/-rpm
許容回転数:-rpm
ハイブリッドアシスト:永久磁石同期モーター駆動(ギアボックス前に配置)
モーター最高出力:136ps
モーター最大トルク:40.8kg-m
システム最高出力:381ps/-rpm
システム最大トルク:61.2kg-m/-rpm
馬力荷重比:156ps/t
トルク荷重比:25.0kg-m/t
エンジン比出力:114ps/L

ボディ/シャシー

全長:4902mm
ホイールベース:2903mm
オーバーハング(前):-mm
オーバーハング(後):-mm
(メーカー公表値)

全幅(ミラー含む):2210mm
全幅(両ドア開き):3880mm

全高:1712mm
全高:(テールゲート開き):2160mm

足元長さ(前席):最大1050mm
足元長さ(後席):560-740mm
座面~天井(前席):最大970mm
座面~天井(後席):910mm

積載容量:655L

構造:アルミ/スティール・モノコック/ボディ
車両重量:2443kg(公称値)/2446kg(実測値)
抗力係数:0.34
ホイール前・後:9.5Jx20
タイヤ前・後:285/45 R20 108W
ピレリPゼロ
スペアタイヤ:なし(パンク修理剤)

変速機

形式:8速AT
ギア比/1000rpm時車速〈km/h〉
1速:4.714/9.5 
2速:3.143/14.3 
3速:2.106/21.4 
4速:1.667/27.0 
5速:1.285/未計測 
6速:1.000/45.1      
7速:0.839/53.6 
8速:0.667/67.3      
最終減速比:3.204:1

燃料消費率

AUTOCAR実測値:消費率
平均:12.7km/L
ツーリング:12.1km/L
動力性能計測時:3.2km/L
現実的なEV航続距離:42km

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):-km/L
中速(郊外):-km/L
高速(高速道路):-km/L
超高速:-km/L
混合:45.3km/L

燃料タンク容量:75L
駆動用バッテリー:ニッケル・マンガン・コバルト・17.9/14.3kWh(総量/実用量)
現実的な航続距離:948km
EV航続距離:50km
CO2排出量:51g/km

サスペンション

前:ダブルウィッシュボーン/コイルスプリング、スタビライザー
後:マルチリンク/コイルスプリング、スタビライザー

ステアリング

形式:電動機械式、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.4回転
最小回転直径:12.2m

ブレーキ

前:400mm通気冷却式ディスク
後:350mm通気冷却式ディスク
制御装置:ABS、ブレーキアシスト
ハンドブレーキ:電動、センターコンソール右側にスイッチ配置

静粛性

アイドリング:44dBA
4速・全開時:73dBA
48km/h走行時:59dBA
80km/h走行時:62dBA
113km/h走行時:66dBA

安全装備

ABSプラス/HBA/EBD/ESC/ヒルディセントアシスト
Euro N CAP:5つ星(2018年、3.0TDI)
乗員保護性能:成人89%/子供86%
交通弱者保護性能:72%
安全補助装置性能:81%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温18℃
0-30マイル/時(48km/h):2.1秒
0-40(64):3.3秒
0-50(80):4.5秒
0-60(97):6.2秒
0-70(113):7.8秒
0-80(129):9.8秒
0-90(145):12.2秒
0-100(161):15.0秒
0-110(177):18.7秒
0-120(193):23.0秒
0-402m発進加速:14.5秒(到達速度:158.2km/h)
0-1000m発進加速:26.3秒(到達速度:203.1km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
BMW X5 xドライブ50e Mスポーツ(2024年)
テスト条件:乾燥路面/気温2℃
0-30マイル/時(48km/h):1.9秒
0-40(64):2.6秒
0-50(80):3.5秒
0-60(97):4.5秒
0-70(113):5.7秒
0-80(129):7.2秒
0-90(145):8.9秒
0-100(161):10.9秒
0-110(177):13.3秒
0-120(193):16.2秒
0-402m発進加速:13.1秒(到達速度:175.7km/h)
0-1000m発進加速:23.7秒(到達速度:224.0km/h)

中間加速

20-40mph(32-64km/h):2.1秒(2速)/2.8秒(3速)

30-50(48-80):2.2秒(2速)/2.8秒(3速)/3.5秒(4速)/4.6秒(5速)

40-60(64-97):2.7秒(2速)/2.8秒(3速)/3.6秒(4速)/4.7秒(5速)/6.1秒(6速)

50-70(80-113):3.0秒(3速)/3.6秒(4速)/4.8秒(5速)/6.3秒(6速)/7.8秒(7速)/12.6秒(8速)

60-80(97-129):3.6秒(3速)/3.8秒(4速)/4.9秒(5速)/6.6秒(6速)/8.2秒(7速)/11.3秒(8速)

70-90(113-145):4.2秒(4速)/5.1秒(5速)/7.0秒(6速)/8.8秒(7速)/12.2秒(8速)

80-100(129-161):5.1秒(4速)/5.4秒(5速)/7.3秒(6速)/9.5秒(7速)/13.8秒(7速)

90-110(145-177):6.1秒(5速)/7.8秒(6速)/10.6秒(7速)

100-120(161-193):7.6秒(5速)/8.6秒(6速)

110-130(177-209):10.1秒(5速)

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温18℃
30-0マイル/時(48km/h):8.8m
50-0マイル/時(64km/h):23.8m
70-0マイル/時(80km/h):46.0m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.79秒

ライバルの制動距離

BMW X5 xドライブ50e Mスポーツ(2024年)
テスト条件:乾燥路面/気温2℃
30-0マイル/時(48km/h):8.9m
50-0マイル/時(64km/h):24.6m
70-0マイル/時(80km/h):49.3m

各ギアの最高速

1速:59.5km/h(6200rpm)
2速:88.5km/h(6200rpm)
3速:133.6km/h(6200rpm)
4速:167.4km/h(6200rpm)
5速:215.7km/h(6200rpm)
6速:249.4km/h(5541rpm)
7速:249.4km/h(4654rpm)
8速:249.4km/h(3712rpm)

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事