2.0Lターボで333馬力? スポーティに進化したVW「ゴルフR」まもなく発表へ

公開 : 2024.06.13 18:05  更新 : 2024.06.13 18:56

フォルクスワーゲンの改良新型ゴルフRが今夏発表される予定だ。最高出力333psへのパワーアップが期待される。スタイリングとインテリアも刷新し、使い勝手の向上を図る。

ゴルフRがパワーアップか

まもなく登場する新型ゴルフRは、2030年までにフォルクスワーゲンがラインナップの完全電動化を目指す中で、ガソリンエンジンを搭載した最後の「R」モデルとなる。

人気ハッチバックのゴルフの高性能モデルであるゴルフRは、今夏に大幅改良を受ける予定だ。1月にはプロトタイプが公開されたが、内外装とパワートレインに変更が加えられ、最高出力は333psに向上すると言われている。

今年1月にオーストリアで公開された改良型ゴルフRのプロトタイプ
今年1月にオーストリアで公開された改良型ゴルフRのプロトタイプ    フォルクスワーゲン

4月に改良型が発表された兄弟車のアウディS3では、2.0L 4気筒ターボガソリンエンジンで最高出力333ps(改良前から13psアップ)、最大トルク42.8kg-m(2kg-mアップ)を発生する。改良型ゴルフRでも同様の出力向上が期待される。

ゴルフRのプロトタイプ公開に際し、フォルクスワーゲンのR部門責任者であるラインホルト・イワン氏は、「Rブランドは、20 年以上にわたってスポーティでダイナミックなパフォーマンスを象徴してきました。この夏に初披露されるゴルフRが待ち遠しいです」と述べた。

プロトタイプでは現行型との外観上の違いは少なかったが、照明付きのブランドロゴや新世代マトリックスLEDヘッドライト、新しいボディカラー、専用アルミホイールなどが採用されるはずだ。

今回の改良はインテリアの使い勝手の改善に力を入れており、新しい車載システムや物理ボタンの追加、より上質な内装材を採用する。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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