BMW 216d アクティブ・ツアラー
公開 : 2014.12.24 23:40 更新 : 2021.01.30 21:17
■どんなクルマ?
これまでいくつかの記事にわたって紹介してきたBMW製の前輪駆動MPV。このページでは216dをテストする。
心臓部となるのは116psと27.5kg-mを発揮する3気筒ディーゼル。ミニ・クーパーDと同じユニットだということをすぐさま思い浮かんだのならば、すでにこのジャンルに詳しい向きだ。
1130kgのミニではとても力強く感じられたものだけれど、1440kgのアクティブ・ツアラーにはいささか非力に感じるのではないだろうか、という不安も正直ある。
テスト車両には6速のマニュアル・ギアボックスが組み合わされており、室内空間はコンパクトな外観に反してゆとりがたっぷりとある。フロント・シートを畳んでしまえば2.4mもの荷物を収容できることもまた、広さの証明になる。
後席は40:20:40の比率でホールドでき、電気式リモート・リリースはオプション設定。130mmの前後スライド幅が確保されており、バックレストの角度も調整可能。後席を一番前にスライドした状態の荷室容量は420ℓに及び、荷室の床下にも70ℓのストレージが用意される。その他にも小さな小物入れがたくさん備わっていることも、この手のクルマとしては大事な要素だ。