大胆「お化粧直し」で最新ルノー顔に! 改良版キャプチャー E-テックへ試乗 直感的な操縦性が強み

公開 : 2024.06.28 19:05

完成度を1段アップ 沢山の魅力を発見できる

高速道路では、風切り音やロードノイズが若干目立つ。しかし、110km/hでの走行時の音量は67dBAで、このクラスとしては充分に静かといえる。

180kmほど走った今回の燃費は、試乗したEテックで22.3km/L。市街地や郊外など複合的に運転したが、メーカーのカタログ値を超えてみせた。

ルノー・キャプチャー E-テック(欧州仕様)
ルノー・キャプチャー E-テック(欧州仕様)

大幅にアップデートされた2代目キャプチャー。以前より完成度が1段引き上げられたことは間違いない。スタイリッシュなデザインや、優れた車載技術、快適な乗り心地などが、競争力をしっかり担保している。

E-テックのハイブリッド・パワートレインも、市街地では好印象。燃費に優れ、キビキビ走れる。高速域では、やや荒さが目立つけれど。

英国では2万1095ポンド(約422万円)からという、価格設定もうれしい。小さなクロスオーバーを検討している人は、沢山の魅力を発見できるに違いない。

◯:一新されたインテリア 最新の車載技術 直感的で反応の良い操縦性 優れた価格価値とスタイリング
△:勾配でのオートマティックの仕事ぶり ライバルより狭めの車内

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    英国編集部ライター
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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