インテリア全面改良 BMW新型「X3」乗り心地と安定性も向上 約980万円から年内発売へ

公開 : 2024.06.20 18:05

ミニマムなインテリアデザイン

デザインは大きく変更された。ボンネットは従来よりも高くなり、フロントグリルもより目立つ仕上がりとなった(オプションでライトアップも可能)。フロントおよびリアには新しいデザインのライトが採用された。

新型X3のボディサイズは全長4755mm(現行型より34mm拡大)、全幅1920mm(29mm拡大)、全高1660mm(25mm縮小)。全高をわずかに低くしたことで、「よりスポーティなシルエット」になったという。

BMW 30e xドライブ(PHEV)
BMW 30e xドライブ(PHEV)    BMW

インテリアも全面的に刷新された。BMWの最新世代オペレーティング・システム「OS9」を搭載した曲面デジタルディスプレイを中心に、すっきりとしたミニマムなレイアウトとなった。ディスプレイは画面タッチまたはセンターコンソールのダイヤルで操作できる。クライメート・コントロールは、7シリーズから導入された触覚フィードバック付きの「インタラクション・バー」を使って操作する。

新型X3には、表面とクッションに再生素材を使用した電動調整ヒーター付きスポーツシートが標準装備される。ヴィーガンレザーのヴェガンザやメリノレザーもオプションで選択可能だ。また、リサイクル・ポリエステルを使用し、高級感のあるニットテクスチャーに仕上げたラグジュアリー・インストゥルメントパネルもオプションとして用意されている。

トランク容量は20L増えて570Lとなり、後部座席を格納すると最大1700Lに拡大できる。PHEVの30e xドライブでは駆動用バッテリーの都合により460~1600Lとなる。

新型X3は、BMWグループの米スパータンバーグ工場と南アフリカのロスリン工場で生産される。2024年第4四半期に欧州と米国で発売され、2025年1月からは他の市場でも販売開始予定である。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ愛知在住。幼少期から乗り物好き。住宅営業や記事編集者といった職を経て、フリーランスとして自動車メディアで記事を書くことに。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。

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