クルマの「怒り顔」 20選 意外と好印象? 不機嫌そうに見えるデザイン
公開 : 2024.06.30 18:05
ルノー8
1960年代、ルノーは各モデルに番号を割り振って区別するようになった。1962年から1973年まで生産された「8(ユイット)」は、全長4mのセダンで、大半はブルガリアの工場で作られている。リアエンジンのため、フロントエンドには冷却用のグリルが必要なく、代わりに円形のライトとボンネット中央の鋭い折り目によって顔が形作られている。
後者は市販車になかなか見られない珍しい特徴で、「ムッ」と眉をひそめているような印象を受ける。ドライバーたちはルノー8を陽気なキャラクターだと評していた。ブーランジェリー(ベーカリー)の外でおしゃべりする姿が目に浮かぶようだ。
シムカ1000
第二次世界大戦後、シムカはフランス最大級の自動車メーカーとして一世を風靡したが、1978年までに完全に消滅した。1961年に発売された1000は、同社で最も成功したモデルの1つである。今となっては普通の形に見えるかもしれないが、1950年代当時としては画期的なデザインだった。
小柄ではあるが、存在感は大きい。その表情からは「これから行くべき場所がある」という強い意思が感じられ、目的地へたどり着くためには他人を押しのけてでも行くだろう。ライトの上にある「眉」の形が、そうした雰囲気を醸し出している。
ダイハツ・コペン
ダイハツ・コペンは、フルモデルチェンジで “態度” が大きく変わった。初代コペンは明るくにこやかな性格のスポーツカーで、日本では660ccの軽自動車だが、英国仕様ではパワフルな1.3Lエンジンを搭載している。現行型コペンは、突き出るようなショルダーラインと大きな台形グリルを獲得した。
斜めのエッジを持つライトとボンネットの膨らみが力強い印象を与えている。ボディ色が気に食わないのか、雨を敵視しているのかはわからないが、コペンは明らかに腹を立てている。
MG3
態度の変化といえば、MG3にも思い当たる節がある。以前のMG3はとても穏やかな印象だったが、新型はハッチバックの実用性とスポーティなスタイリングをミックスしている。ショルダーラインとリアの鋭角的なハンチ、そして鋭いライト。また、グリルの幅を大きく広げ、左右にもグリルを追加している。
新型MG3は熱を帯びた表情をしており、スーパーマーケットの駐車場で最も怒っているように見えると言っても過言ではないだろう。
シトロエンC4
2004年にミドルサイズのハッチバックとして誕生したシトロエンC4は、(おそらく必然的に)SUVへと変貌を遂げた。シトロエンに求められるのは何と言っても個性だが、C4はその期待を裏切らない。フロントドアには大胆な縦のエッジが走り、シルやバンパーにはカラーアクセントが華やかさを添えている。
スリムなライトが最上部のシェブロン(ロゴ)に突き刺さり、グリルは唸り声を上げている。リアライトの形状はフロントライトを反映したようなもので、ランプも素晴らしく獰猛に見える。