マクラーレン750S 詳細データテスト 本能を揺さぶる加速 ダイレクトなハンドリング 引き締まった脚回り

公開 : 2024.06.29 20:25  更新 : 2024.06.30 13:00

使い勝手 ★★★★★★☆☆☆☆

インフォテインメント

センターのインフォテインメントディスプレイは、720Sでの採用時よりアップグレードされている。縦型の控えめなサイズで、ダッシュボードを広く占拠することはないが、入力はタッチ操作のみで、ベストなシステムに比べれば、操作のプロセスは直観性に劣る。

マクラーレンのレイアウトや機能の優先順位は、どこかちょっと奇妙なところがあり、慣れが必要だ。とはいえ、実体ホームボタンが助けになり、フリック操作でのメニュー移動が素早くできて、上位メニューへの復帰も楽だ。

スマートフォンのミラーリングはAppleのみ対応で、接続は有線。操作性に関しては、慣れが必要だ。
スマートフォンのミラーリングはAppleのみ対応で、接続は有線。操作性に関しては、慣れが必要だ。    JOHN BRADSHAW

スマートフォンのミラーリングは有線で、Apple CarPlayのみに対応し、Android Autoは非対応。ワイヤレス充電器も備わらない。オーディオは、高出力のバウワース&ウィルキンスがオプション設定されるが、テスト車の標準装備品はやや非力な感じだ。

燈火類

フルLEDヘッドライトは標準装備で、固定式ライトの光線を調整するスタティックアダプティブ機能が備わる。今回、その実力を試す機会はなかった。

ステアリングとペダル

ブレーキペダルはわずかに、右足より左足でのほうが踏みやすい配置。多くのミドシップカーに見られるレイアウトだが、大した問題ではない。ステアリングコラムは、必要以上なほどの調整範囲がある。

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 撮影

    ジョン・ブラッドショー

    John Bradshaw

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Koichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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