マクラーレン750S 詳細データテスト 本能を揺さぶる加速 ダイレクトなハンドリング 引き締まった脚回り

公開 : 2024.06.29 20:25  更新 : 2024.06.30 13:00

スペック

レイアウト

750SのベースはカーボンタブのモノケージIIで、アルトゥーラのカーボン構造体とは別物。前後にはアルミのサブフレームが接続され、設置されるサスペンションはどちらもダブルウィッシュボーンだ。

V8エンジンとギアボックスは、リアアクスルの前に縦置き。ボディの素材はカーボンとアルミで、燃料タンク1/3まで給油しての実測重量は1412kg、前後重量配分は41:59だった。

エンジン

750SのベースはカーボンタブのモノケージIIで、V8エンジンとギアボックスは、リアアクスルの前に縦置き。実測重量は1412kg、前後重量配分は41:59だった。
750SのベースはカーボンタブのモノケージIIで、V8エンジンとギアボックスは、リアアクスルの前に縦置き。実測重量は1412kg、前後重量配分は41:59だった。

駆動方式:ミドシップ縦置き後輪駆動
形式:V型8気筒3994cc、ツインターボ、ガソリン
ブロック・ヘッド:アルミニウム
ボア×ストローク:φ93.0×73.5mm
圧縮比:8.7:1
バルブ配置:4バルブDOHC
最高出力:750ps/7500rpm
最大トルク:81.6kg-m/5500~6500rpm
エンジン許容回転数:8300rpm
馬力荷重比:540ps/t
トルク荷重比:58.8kg-m/t
エンジン比出力:188ps/L

ボディ/シャシー

全長:4569mm
ホイールベース:2670mm
オーバーハング(前):1074mm
オーバーハング(後):823mm

全幅(ミラー含む):2170mm
全幅(両ドア開き):2830mm

全高:1196mm
全高(ドア開き):1920mm

足元長さ(前席):最大1100mm
足元長さ(後席):-mm
座面~天井(前席):最大940mm
座面~天井(後席):-mm

積載容量・前/後:150/210L

構造:カーボンモノコック・カーボン/アルミボディ
車両重量:1389kg(公称値)/1412kg(実測値)
抗力係数:-
ホイール前/後:89.0Jx19/11.0Jx20
タイヤ前/後:245/35 ZR19 93Y/305/30 ZR20 103Y
ピレリPゼロ・コルサMC
スペアタイヤ:なし

変速機

形式:7速DCT
ギア比/1000rpm時車速〈km/h〉
1速:3.99/8.7 
2速:2.61/13.4 
3速:1.91/18.3 
4速:1.48/23.7 
5速:1.16/30.1
6速:0.91/38.3 
7速:0.69/50.5

最終減速比:3.73:1

燃料消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:7.7km/L
ツーリング:10.2km/L
動力性能計測時:3.4km/L

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):4.5km/L
中速(郊外):8.9km/L
高速(高速道路):10.2km/L
超高速:9.1km/L
混合:8.2km/L

燃料タンク容量:72L
現実的な航続距離:555km
CO2排出量:276g/km

サスペンション

前:ダブルウィッシュボーン/コイルスプリング、インターリンク式アダプティブダンパー
後:ダブルウィッシュボーン/コイルスプリング、インターリンク式アダプティブダンパー

ステアリング

形式:電動油圧式、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.5回転
最小回転直径:12.2m

ブレーキ

前:390mm通気冷却式カーボンセラミックディスク
後:380mm通気冷却式カーボンセラミックディスク
制御装置:ABS、EBA、EBD
ハンドブレーキ:自動、ステアリングコラム右側にスイッチ設置

静粛性

アイドリング:66dBA
全開時(4速):95dBA
48km/h走行時:70dBA
80km/h走行時:74dBA
113km/h走行時:79dBA

安全装備

ABS/DESC/TC/VDC/HHA
Euro N CAP:テスト未実施
乗員保護性能:成人-%/子供-%
歩行者保護性能:-%
安全補助装置性能:-%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温18℃
0-30マイル/時(48km/h):1.4秒
0-40(64):1.9秒
0-50(80):2.4秒
0-60(97):2.9秒
0-70(113):3.4秒
0-80(129):4.0秒
0-90(145):4.7秒
0-100(161):5.4秒
0-110(177):6.2秒
0-120(193):7.3秒
0-130(209):8.4秒
0-140(225):9.6秒
0-150(241):11.3秒
0-160(257):13.3秒
0-170(273):15.6秒
0-402m発進加速:10.3秒(到達速度:232.4km/h)
0-1000m発進加速:18.3秒(到達速度:288.9km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
フェラーリ296GTB(2022年)
テスト条件:乾燥路面/気温14℃
0-30マイル/時(48km/h):1.4秒
0-40(64):1.8秒
0-50(80):2.3秒
0-60(97):2.7秒
0-70(113):3.3秒
0-80(129):3.8秒
0-90(145):4.4秒
0-100(161):5.1秒
0-110(177):5.9秒
0-120(193):7.0秒
0-130(209):8.0秒
0-140(225):9.2秒
0-150(241):10.6秒
0-160(257):12.3秒
0-170(273):14.2秒
0-402m発進加速:10.2秒(到達速度:236.9km/h)
0-1000m発進加速:18.1秒(到達速度:298.4km/h)

中間加速

20-40mph(32-64km/h):1.4秒(2速)/2.1秒(3速)/2.7秒(4速)

30-50(48-80):1.2秒(2速)/1.4秒(3速)/1.9秒(4速)/2.9秒(5速)/4.5秒(6速)

40-60(64-97):1.1秒(2速)/1.1秒(3速)/1.5秒(4速)/2.3秒(5速)/3.5秒(6速)/6.8秒(7速)

50-70(80-113):1.1秒(3速)/1.4秒(4速)/2.0秒(5速)/3.1秒(6速)/5.6秒(7速)

60-80(97-129):1.1秒(3速)/1.5秒(4速)/1.9秒(5速)/2.8秒(6速)/5.2秒(7速)

70-90(113-145):1.2秒(3速)/1.4秒(4速)/1.9秒(5速)/2.7秒(6速)/4.9秒(7速)

80-100(129-161):1.4秒(4速)/1.9秒(5速)/2.8秒(6速)/4.8秒(7速)

90-110(145-177):1.5秒(4速)/1.9秒(5速)/2.8秒(6速)/4.7秒(7速)

100-120(161-193):1.9秒(5速)/2.9秒(6速)/4.8秒(7速)

110-130(177-209):2.0秒(5速)/3.0秒(6速)/5.2秒(7速)

120-140(193-225):2.3秒(5速)/3.1秒(6速)/5.6秒(7速)

130-150(209-241):2.9秒(5速)/3.3秒(6速)

140-160(225-257):3.4秒(6速)

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温18℃
30-0マイル/時(48km/h):7.4m
50-0マイル/時(64km/h):20.8m
70-0マイル/時(80km/h):39.4m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.40秒

ライバルの制動距離

フェラーリ296GTB(2022年)
テスト条件:乾燥路面/気温14℃
00-0マイル/時(48km/h):7.5m
50-0マイル/時(64km/h):19.9m
70-0マイル/時(80km/h):38.9m

各ギアの最高速

1速:72.4km/h(8300rpm)
2速:111.0km/h(8300rpm)
3速:151.3km/h(8300rpm)
4速:196.3km/h(8300rpm)
5速:249.4km/h(8300rpm)
6速:318.6km/h(8300rpm)
7速:(公称値):331.5km/h(6553rpm)

7速・70/80マイル/時(113km/h/129km/h):2227rpm/2545rpm

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 撮影

    ジョン・ブラッドショー

    John Bradshaw

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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