【既に日本完売のマセラティ】 MC20にレース復活20周年を祝う2つの限定モデル イコーナ/レッジェンダ
公開 : 2024.06.26 17:45
マセラティはレースシーン復帰20周年を祝うMC20の限定モデル「MC20イコーナ」/「MC20レッジェンダ」を発表しました。日本では既に完売していますが、先のMC12へのオマージュとなるクルマを覗きましょう。
モデナ発、6月18日
マセラティは、レースシーン復帰20周年を祝う2つのMC20限定モデル、「MC20イコーナ」/「MC20レッジェンダ」を発表した。
この限定モデルは、マセラティが2004年に「MC12」で37年ぶりにレースシーンへと復帰し、象徴的かつ数々の勝利を収めた20年の歴史を祝うために制作されたモデルであるという。
100%イタリア製の「MC20」は、すべて自社製作の革新的なV6ネットゥーノ・エンジンを搭載した最初のモデルとして、 2020年にマセラティの新時代の始まりを示した。
今回発表する2つの限定モデルは「MC12ストラダーレ」と「MC12 GT1 ヴィタフォン」という2台のモデルにインスパイアされた特別なカラーリングとエクスクルーシブな装備を特徴としており、それぞれ各20台の限定生産となる。
「MC12」は、当初公道走行用のモデル「MC12ストラダーレ」がまず発表され、その後にレーシングバージョンの「MC12 GT1」が登場した。レーシングバージョンは、FIA GT選手権においてチャンピオンに輝きベンチマークとなるなど、レースシーンに数々の功績を残したと同社は述べている。
MC20イコーナ
カラーリングは、マセラティのファンに、ある象徴的な出来事を思い起こさせる。
それは「MC12ストラダーレ」と同じく、1959年~1961年にかけて生産されたマセラティ史上最もアイコニックなモデルのひとつである、「ティーポ61」、通称“バードケージ”をモチーフとしたものである。
またデイトナ24時間レースへ出場した「マセラティ・トロフェオ・ライト」へのオマージュでもあるという。
「MC20イコーナ」のビアンコ・アウダーチェ・マットとブルー・ストラダーレという2種類のカラーリングには、マセラティのパーソナライゼーション・プログラムであるフォーリセリエの特徴ともいえる。
ビアンコ・アウダーチェ・マットのマセラティ・フォーリセリエのロゴは、リアホイール近くのボディサイドの下部に入っており、また、イタリア国旗のトリコローレがドアの「MC20」の文字の下に配されている。
クロームメッキのホイール中央には、特別なマセラティのデザインが施され、ホイールキャップはシルバー、トライデントのロゴは対照的なブルーで描かれる。ブレーキキャリパーもブルーに塗装され、サイドミラーは自動調光機能を備え、エンジンカバーはカーボンファイバー製だ。