6速MTで745馬力 フェルナンド・アロンソ「傑作」と称賛 英アストン マーティンから限定モデル登場

公開 : 2024.06.27 06:05

サーキットに特化した内装

インテリアはモータースポーツ的な機能性を重視し、カーボンファイバーが大きく露出している。ステアリングホイールはよりスリムな形状となり、直感的な操作感を得るためにあらゆるスイッチが取り除かれた。

ギアセレクターも新しいデザインで、トランスミッション・トンネルはギア・リンケージが見えるよう大きくカットされている。また、スチール製ハーフケージが装備され、4点式レースハーネス付きのレカロ製レースシートが採用された。

アストン マーティン・ヴァリアント
アストン マーティン・ヴァリアント    アストン マーティン

内装トリムはアルカンターラまたはセミアニリン・レザーから選択可能で、ドアパネルにはメッシュのインサートとファブリックのドアプルが採用されている。

価格は不明だが、200万ポンド(約4億円)近い価格となることが予想される。そこからさらに購入者によって高度なカスタマイズが施されるだろう。

新型ヴァリアントについて、フェルナンド・アロンソ氏は次のように語っている。

「(ベースとなった)ヴァラーは、アストン マーティンの110周年を華々しく祝うものであると同時にわたしを奮い立たせ、サーキットを重視しながらもオンロードでもスリリングなドライビングが楽しめるような、レーシングカーにインスパイアされた過激なバージョンを作りたいと思わせてくれた。ヴァリアントは、限界走行に対するわたしの情熱から生まれたもので、Q by Aston Martinと密接に協力しながらデザインと技術仕様を楽しく開発できた。傑作が誕生したと確信している」

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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