【クーペにAMG 53が追加】 メルセデスAMG CLE 53 4マティック+クーペ ハンドルは左右選択可能

公開 : 2024.06.27 11:45

足回りはどんな感じ?

AMGライド・コントロール・サスペンション

高いアジリティやニュートラルなコーナリング特性、優れたトラクションを可能にするシステムだという。

サスペンションはスポーティなスプリング/ダンパー設定とアダプティブダンピングを備え、優れたハンドリングと高い快適性を兼ね備えており、四輪それぞれのダンパーの伸び側と縮み側に独立したバルブがあり、ダンパーレスポンスは、走行状況や路面状況に合わせて素早く、正確に変化する。

メルセデスAMG CLE 53 4マティック+クーペを追加
メルセデスAMG CLE 53 4マティック+クーペを追加

さらにダンパー特性はダイナミックセレクトの「コンフォート」/「スポーツ」/「スポーツ+」の選択により好みの状態に変化。長距離走行向けの優れた快適性からスポーティなドライビングダイナミクスに至るまで、はっきりと体感できるほど異なる設定を選択可能となる。

リア・アクスルステアリング

最大ステアリングアングル2.5度で作動し、100km/h(AMGダイナミックセレクトによる可変)以下の速度では後輪は前輪と逆位相に旋回する。これにより、ホイールベースが短くなるのと同じ効果があり、日常シーンや、駐車する際には最小回転半径が小さくなるため、クルマが扱いやすくなる。

100km/h以上の速度では、選択されたダイナミックセレクトの走行モードによるが、後輪は前輪と同位相に最大0.7度まで旋回する。ホイールベースを延長するのと同様の効果が得られ、コーナリング時の安定性を高める。

従来のメルセデス・ベンツの美徳である小回り性能を犠牲にしないだけではなく、中高速域での安定性や優れたハンドリングも両立させており、なお、最小回転半径は5.9mを実現した。

AMGパフォーマンスステアリングおよびダイナミックセレクト

ドライビングに集中しながら各種メニュー操作が可能なAMGドライブコントロールスイッチを備えたAMGパフォーマンスステアリングを標準装備している。

AMGダイナミックセレクトには「スリップリー」/「コンフォート」/「スポーツ」/「スポーツ+」/「インディヴィジュアル」のモードがあり、ステアリングのAMGドライブコントロールスイッチにより手元で操作することができる。

効率性と快適性重視の設定からきわめてスポーティな性格まで、幅広い特性を提供し、ダイナミックセレクトを切り替えることにより、エンジン、トランスミッション、サスペンションおよびステアリングのレスポンスという重要なパラメーターが変更される。

ダイナミックセレクト走行モードとは別にAMGドライブコントロールスイッチのマニュアルギアシフトシステムを操作することで、トランスミッションの設定をマニュアルモードに変更することが可能で、必要に応じて、サスペンションレベルを個別に選択することもできる。

AMGダイナミックパッケージ(オプション)

さらにエモーショナルなドライビングを提供するために、AMGダイナミックパッケージをオプションで用意。

AMGレッドブレーキ・キャリパーやAMGカーボンファイバーインテリアトリムがスポーツマインドを高め、AMGダイナミックセレクトに「ドリフト」モード/「レース」モードを追加し、走りの楽しさを向上することができる。

エンジンマウントの固さを状況に応じて調整するAMGダイナミックエンジンマウントを搭載し、荒れた路面では、エンジンの振動がシャーシに伝わるのを抑えて、快適な乗り心地を実現する一方、スポーツ走行時にはマウント部を固めることで、エンジンの振動を抑制。ダイレクトなステアリングレスポンスと正確かつ俊敏な走行を可能にする。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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