自動車趣味に革命! 「RENDEZ-VOUS(ランデヴー)」が新サービスを開始

公開 : 2024.07.02 07:00

2024年6月21日、コレクタブルカーの共同所有サービスを行う「RENDEZ-VOUS(ランデヴー)」が、横浜にオープンした新拠点にて革新的な新サービスを発表。月額数万円で往年のポルシェやフェラーリに⁉

夢は叶えてこそ

なにをどうしても自動車という趣味には大きなお金が付きまとう。近年のヴィンテージカーブームによって価格が大幅に高騰し、一気に雲の上の存在になったもの、購入より維持の難易度の方がハードルが高い場合など、経済的、環境的な要因で憧れの車を諦めた経験がある人はごまんといるだろう。

それはむしろ、すんなり憧れのクルマに乗れる方が稀なのではないかというくらいに。

展示されていた象徴的なドリームカーたち
展示されていた象徴的なドリームカーたち    小川和美

そんな”当たり前”だった障壁を乗り越えられるサービスがあるとしたら?

好きなクルマと、好きな暮らしができたら?

信じ難いことに、それこそがランデヴーの新サービスなのである。

サービス概要

ランデヴーは、コレクタブルカーのマッチング販売から始まり、2022年には投資的な側面を持つ共同所有サービスをローンチ。これまで取り扱ってきたクルマはフェラーリ テスタロッサや512BB、ジャガーEタイプなど。テスタロッサや512BBは実際に売却益を出し、共同所有オーナーへの分配にも成功したという。

今回発表された新サービスの概要は、これまでの共同所有サービスとは大きく異なる。

高騰中のネオクラフェラーリの代表格、F355も月額7.2万円で乗ることができる。
高騰中のネオクラフェラーリの代表格、F355も月額7.2万円で乗ることができる。    小川和美

従来のサービスでは、ランデヴーがセレクトした車両において、車両代金プラス維持管理費等の金額を8人のオーナーで分配して共同所有。利用できるのは年間12回、1年後には売却。売却額を共同所有オーナーに分配する投資のような形式で、1年分を一括払いする必要があった。

今回の大きな変更点は、スーパーカーからキャンピングカーまで、クルマを自由に選べるようになったこと。リクエストを募り、同車種を希望するオーナーが一定数(2~8人)集まり次第、マッチング。そこから共同所有が開始となる。

次に金額もリーズナブルに。分配の対象が「車両の本体価格」から「契約期間における車両価値の減少分」になった。これにより、利益が見込める投資的な側面が消えたものの、負担金額が大幅に減少。さらには、月額払いが可能となったことで、さらに大きくハードルが下がったといえる。

利用できる日数も年間12日から72日に。

横浜ベースの追加により、都心からのアクセスが向上したことも大きなポイントである。

余談として、メディアの質疑応答の場面では、約1時間ほど質問が飛び交った。これはとても異例で、ランデヴーに対する注目度や興味の高さを実感した。

趣味の基地 横浜ベース

今回、新サービス発表とともにお披露目された横浜市羽沢の「RENDEZ-VOUS YOKOHAMA BASE(横浜ベース)」は、羽沢ICから数分の距離に位置。都心から30分というアクセスの良さを手に入れた。

そんな横浜ベースは、ストレージとしての役割以上に、「オトナの趣味の基地」という要素が強い。

オトナの遊び場 「RENDEZ-VOUS YOKOHAMA BASE」
オトナの遊び場 「RENDEZ-VOUS YOKOHAMA BASE」    小川和美

倉庫の1階は車両保管スペース。いかにも倉庫らしい堅牢な階段を使って2階に上るとそこには、大型スクリーンにソファー、ビリアード台、バーカウンター、レトロなドライビングゲームや本格レーシングシミュレーターなど、誰もが一度は妄想するような「オトナの遊び場」となっている。

このスペースは、ラウンジとして共同所有オーナーであれば、いつでも利用可能であるという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    小河昭太

    Shota Ogo

    2002年横浜生まれ。都内の文系大学に通う現役大学生。幼いころから筋金入りのクルマ好きで、初の愛車は自らレストアしたアウトビアンキA112アバルトとアルファロメオ2000GTV。廃部になった自動車部を復活させようと絶賛奮闘中。自動車ライターを志していたところAUTOCAR編集部との出会いがあり、現在に至る。instagram:@h_r_boy_
  • 撮影

    小川和美

    Kazuyoshi Ogawa

    クルマ好きの父親のDNAをしっかり受け継ぎ、トミカ/ミニ四駆/プラモデルと男の子の好きなモノにどっぷり浸かった幼少期を過ごす。成人後、往年の自動車写真家の作品に感銘を受け、フォトグラファーのキャリアをスタート。個人のSNSで発信していたアートワークがAUTOCAR編集部との出会いとなり、その2日後には自動車メディア初仕事となった。

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