ルノー・セニック 詳細データテスト 及第点の走り 長い航続距離 乗り心地や質感は今後の向上に期待

公開 : 2024.07.06 20:25  更新 : 2024.07.13 15:21

使い勝手 ★★★★★★★★☆☆

インフォテインメント

セニックE-テックの12インチタッチスクリーンは反応がよく、鮮明だ。ドライバーに向けて角度がついているので、多くの競合車よりはるかに使いやすい。空調のメインコントロールが、画面下に並んだ実体トグルなのもありがたい。路面から目を逸らさずに操作できるからだ。

ソフトウェアは、ルノーのオープンRリンクシステム。50以上のアプリがGoogle Playから利用可能だが、とくに役立つのはGoogleマップで、車両からの充電関連データを得て、充電前にバッテリーの事前準備をすることもできる。走行可能距離を推定するために、気象情報を使うことも可能だ。

ドライバーに向けられたディスプレイや、実体スイッチのエアコンパネルは操作性がいい。Google Play経由で多くのアプリを使うこともできる。
ドライバーに向けられたディスプレイや、実体スイッチのエアコンパネルは操作性がいい。Google Play経由で多くのアプリを使うこともできる。    JOHN BRADSHAW/MAX EDLESTON

テスト車は、410Wのハーマンカードン製サウンドシステムを装備。クラス水準に照らせば上々の、クリアな再生能力を発揮した。

燈火類

アダプティブLEDヘッドライトは標準装備。今回はテストする機会がなかった。

ステアリングとペダル

ペダル配置に問題はないが、ブレーキペダルのアームが曲がった形状なので、もしかしたら引っかかることがあるかもしれない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 撮影

    ジョン・ブラッドショー

    John Bradshaw

    英国編集部フォトグラファー
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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