【新車販売台数(速報値)発表】 2024年6月期および2024年上半期(2024年1月~6月)

公開 : 2024.07.02 07:05

登録車の6月期のブランド別新車販売台数

登録車の6月期のブランド別新車販売台数を見ていこう。

前年実績を超えたのは、新車効果が表れたホンダ(前年同月比65.8%増の3万4958台)、スズキ(同8.5%増の1万204台)、スバル(同14.6%増の7375台)、そして生産・出荷を再開したダイハツ(同30.9%増の1333台)の4ブランドのみ。

ベストセラーモデル「ホンダ・フリード」が新しくなった
ベストセラーモデル「ホンダ・フリード」が新しくなった

対して、データ試験の不備が見つかったことに伴って一部車種の生産・出荷を停止したトヨタ自動車は同14.2%減の11万2279台、マツダが同51.3%減の6471台と2桁のマイナスを記録する。

また、それ以外のブランドも停滞気味で、日産自動車が同15.8%減の2万2458台、レクサスが同11.8%減の7575台、三菱自動車が同23.7%減の3085台と苦戦した。

一方で貨物車のブランドは、日野自動車が同1.7%増の3820台とプラスを達成したものの、いすゞ自動車は同1.6%減の5586台、三菱ふそうは同10.4%減の3116台、UDトラックスは同24.4%減の767台と低迷した。

なお、2023年度上半期ではホンダ、スズキ、スバル、日野自動車の4ブランドのみが前年実績超えを果たし、それ以外のブランドはマイナスに落ち込んだ。

軽自動車の6月期のブランド別新車販売台数

軽自動車の6月期のブランド別新車販売台数は、前年同月比で9.6%増の4万8579台を成し遂げたスズキが6カ月連続でのシェアトップにつき、続いて全車種の生産・出荷を再開したダイハツが同15.5%減ながら3万4690台を販売して第2位に入る。

また、ホンダは同9.6%増の2万4289台とプラスを記録。対して日産自動車は同1.0%減の1万3928台、三菱自動車は同0.4%減の4556台とマイナスに転じた。

ベストセラーモデル「ホンダ・フリード」が新しくなった
ベストセラーモデル「ホンダ・フリード」が新しくなった

一方、OEM供給を受けるブランドではマツダが同10.5%増の3099台とプラスを回復。他方でトヨタ自動車は同36.3%減の1667台、スバルは同5.3%減の1202台と苦戦した。

なお、2023年上半期の成績ではスズキ、日産自動車、三菱自動車が前年実績を超え、Nボックス販売の伸びが鈍ったホンダ、そして出荷停止の影響が響いたダイハツは前年実績を下回った。

記事に関わった人々

  • 執筆

    大貫直次郎

    Naojiro Onuki

    1966年型。早稲田大学卒業後、自動車専門誌や一般誌などの編集記者を経て、フリーランスのエディトリアル・ライターに。愛車はポルシェ911カレラ(930)やスバル・サンバー(TT2)などのほか、レストア待ちの不動バイク数台。著書に光文社刊『クルマでわかる! 日本の現代史』、アシェット・コレクションズ・ジャパン刊『国産名車コレクション』シリーズなど。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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