【635ps/750Nm】トップ・オブ・新時代ディフェンダーあらわる ランドローバーからディフェンダー・オクタ発表

公開 : 2024.07.03 19:25  更新 : 2024.07.05 09:00

価格も発表 究極のディフェンダー

実際の目のあたりにしたディフェンダー・オクタは、ワイドフェンダーとリフトアップで車高と車幅が通常シリーズより増している分、明らかにビルドアップされたトール&ワイドな構えで際立つ。

フロントマスク自体も専用で、大型化されたグリルの上にスリットが入る。トルク・出力のアウトプットを伸ばしたのみならず、コンティニュアスチャージによって出力特性をも向上させたV8ツインターボに合わせ、ラジエーターはツイン装着されている。

ディフェンダー・オクタ発表
ディフェンダー・オクタ発表    ジャガーランドローバー・ジャパン

またフロント&リアのアンダーカバーも形状のみならず材質ごと一新されている。アルミニウムプレートにグラファイトコートを施すことで、樹脂製よりも強靭でロバスト性を高めつつ、アプローチアングルもデパーチャーアングルも最適化された。

ボディカラーにはカッパーやグレーをはじめとする4色のオクタ専用カラーが登場し、プロテクションフィルムによるマット仕様も用意される。タイヤはオフロード仕様が20インチ、オンロード仕様は22インチのオールシーズンタイヤで、外径838mmとなる。

インテリアで目を引くのは、ステアリングスポーク内の6時側の位置、オフロードでのパフォーマンスを最大化する”オクタモード”のスイッチだ。これをONにするとシフトパドルの先端ティップも赤く光る。

オンロードで同様にパフォーマンスを最大化するのはダイナミックモードだ。全体的に、トルクスのビスがアクセントになったハードコアな雰囲気は受け継がれつつ、チタンなどモダンなタッチに仕上げられている。またシートにはメリディアンのオーディオシステムの再生音に合わせ、振動を伝える触覚トランスデューサーも備えられる。

内外装にとくにリサイクルカーボンを用いる「エディション・ワン」は日本に90台、オクタの通常モデルは130台の導入が予定されている。価格はそれぞれ、2224万円と2037万円と発表された。

記事に関わった人々

  • 執筆

    南陽一浩

    Kazuhiro Nanyo

    1971年生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。ネコ・パブリッシングを経てフリーに。2001年渡仏。ランス・シャンパーニュ・アルデンヌ大学で修士号取得。2005年パリに移る。おもに自動車やファッション/旅や食/美術関連で日仏独の雑誌に寄稿。2台のルノー5と505、エグザンティア等を乗り継ぎ、2014年に帰国。愛車はC5世代のA6。AJAJ会員。
  • 編集

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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