2024年版 最新の格安EV 10選 英国で「コスパ」の高い電気自動車は?

公開 : 2024.07.20 18:05

2. ダチア・スプリング

長所:短距離移動に最適、ミニの半額で買える、洗練されたパワートレイン
短所:インテリアはライバル車に劣る、品質は完璧ではない、ロードノイズがうるさい
価格:1万4999ポンド (約310万円)

一般的な乗用車クラスで最も安いのはルーマニアのダチアが販売するスプリングだ。EVに限らず、フィアット・パンダキア・ピカント、そしてダチア・サンデロなどの安価な内燃エンジン車とも肩を並べる価格帯だ。

2. ダチア・スプリング
2. ダチア・スプリング

親会社ルノーのシティK-ZEをベースとしており、最近の改良で内外装が大きく変更され、新しいフロントマスクを獲得し、インテリアの品質とコネクティビティ機能も大幅に改善された。

26.8kWhのバッテリーを搭載し、重量はわずか984kg、1回の充電での航続距離は約220kmだ。

3. シトロエンe-C3

長所:快適な乗り心地、充実装備
短所:ロードノイズ、充電速度が遅い、無味乾燥したハンドリング
価格:2万1990ポンド(約450万円)

シトロエンの最新作e-C3は、実用性とファッション性の両方を併せ持つ。全車にアップル・カープレイとアンドロイド・オートが標準装備され、快適なシートや運転支援システムも付いている。

3. シトロエンe-C3
3. シトロエンe-C3

航続距離は約320kmで、最大100kWの急速充電に対応し、26分で20~80%の充電ができる。

油圧式クッションが路面の凹凸をうまく吸収し、大きな段差からも隔離されているように感じられる。つまり、快適かつ気楽に走れるのだ。

2025年には、さらに廉価な1万7250ポンド(約350万円)のバージョンが欧州市場に導入される予定だ。

4. フィアット500e

特長:アイコニックなデザイン、楽しいハンドリング、優れたパフォーマンス
短所:航続可能距離が公称値より短い、腰高なドライビングポジション、急速充電速度が遅い
価格:2万1995ポンド(約450万円)

欧州Aセグメント車のスタイルを確立しているのがフィアットだ。象徴的な500の最新EVバージョンである500eは、内外装ともに魅力的で、小回りが利き、街中での運転も楽々だ。

4. フィアット500e
4. フィアット500e

ひどく物足りなさを感じることはないが、24kWhのバッテリーを搭載するエントリーグレードの航続距離が約190kmであるため、使い勝手はかなり制限される。

約3000ポンド(約60万円)高い42kWhのモデルもあり、航続距離は約320km、最高出力は120psだ。全車に10.25インチのインフォテインメント・タッチスクリーンが装備され、スマートフォンのミラーリング機能も備えている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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