2024年版 最新の格安EV 10選 英国で「コスパ」の高い電気自動車は?

公開 : 2024.07.20 18:05

8. 日産リーフ

特長:充実した標準装備、大きなトランク、快適な乗り心地
短所:ライバル車より航続距離が短い、CHAdeMO急速充電器、ドライビングポジションが理想的ではない
価格:2万8495ポンド(約585万円)

初代日産リーフは、量産型EVの先駆者だった。第2世代はそれほど革命的なものではないが、CセグメントのEVとしては比較的安価で、重要な役割を担っている。

8. 日産リーフ
8. 日産リーフ

エントリーグレードの「シロ(Shiro)」は39kWhのバッテリーを搭載し、公称航続距離は約270kmだが、これは同価格帯のライバル車より短い。発売から年数が経過し、旧式化していることによるものだ。

また、英国ではCHAdeMO充電器がもはやめずらしい存在となっている。

9. マツダMX-30

長所:スタイリング、高級感のあるキャビン、快適
短所:重量面でのアドバンテージがない、ハンドリングに「マツダらしさ」がない、航続距離が非常に短い
価格:2万8995ポンド(約595万円)

欧米のメーカーとは異なるアプローチをとっているマツダ。ロータリーエンジンで有名な同社は、初のEVの航続距離が200kmと比較的短いことをアピールしている。平均的な通勤には十分だと考えているのだ。

9. マツダMX-30
9. マツダMX-30

MX-30は、この価格帯のEVとしては驚くほど高級感がある。マツダ独特の奇抜なスタイルが印象的だ。

純粋なBEVではないが、ロータリーエンジンのレンジエクステンダーを搭載したR-EVも投入された。バッテリーだけで85km、エンジンを発電機として使用640km以上を走ることができる。

10. ミニ・クーパー・エレクトリック

特長:時代を超越したデザイン、上質なインテリア、新技術
短所:航続距離、乗り心地、実用的ではない
価格:2万9945ポンド(約615万円)

新世代のミニ・クーパーのEVバージョン、クーパー・エレクトリックは最も安い仕様で2万9945ポンド(約615万円)からとなる。

10. ミニ・クーパー・エレクトリック
10. ミニ・クーパー・エレクトリック

41kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は約300km(先代モデルより大幅アップ)と謳われている。

ガソリン車のバージョンもあるが、見た目は同じでもプラットフォームがまったく異なる。クーパー・エレクトリックを筆頭に、ミニはEV専用ブランドとなるべくラインナップの刷新と拡張を開始する。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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