【電気とワインのイイ関係】 ワンオフ登場 マセラティ・グランカブリオ・フォルゴレ・ティニャネロ
公開 : 2024.07.05 11:45
マセラティと名門ワイナリー「アンティノリ」が新型グランカブリオ上でコラボしました。ティニャネロ50周年を記念し、イタリアの伝統、革新、クラフトマンシップを感じる特別ワンオフモデルが登場しています。
モデナ発、7月1日
マセラティは、イタリアワインの名門「アンティノリ」が手掛ける世界で最も影響力のある赤ワインのひとつ、「ティニャネロ」の50周年を記念し、「グランカブリオ・フォルゴレ」をティニャネロのイメージに合わせてカスタマイズした。
このモデルはフォーリセリエ(オーナーがカスタマイズを通じて個性を表現するプログラム)、「グランカブリオ・フォルゴレ・ティニャネロ」として発表される。
マルケージ・アンティノリのために特別に製作されたこのワンオフモデルは、7月14日にカリフォルニアで開催されるフェスティバル・ナパ・ヴァレーのアーツ・フォー・オール・ガラ(アメリカ有数の芸術チャリティ・イベント)でオークションにかけられるという。(グランカブリオ・フォルゴレは日本では未発売)
今回のコラボレーションはマセラティ・ブランドの110周年を記念するモデルでもあり、600年以上の歴史と伝統を誇るイタリアの名門ワイナリー、マルケージ・アンティノリが生み出した「ティニャネロ」は、確立されたアイデンティティと革新的な感性を持ち、イタリアのワイナリーを世界トップクラスへと押し上げた。まさにこの「ティニャネロ」は、マセラティの感性と情熱を体現していると彼らは言う。
このモデルは、ティニャネロのルーツであるブドウ畑からインスピレーションを受け、ワインが製造されるセラーや、ティニャネロのラベルは、半世紀もの間変わることがなく、ブランドが誕生してから現在に至るまでブランドの象徴として使用されている。
マセラティは、マルケージ・アンティノリが手掛けるティニャネロを象徴するモデルを製作するため、色彩、陰影、革新的な素材、洗練された職人技を駆使したディテールを通じて、フィレンツェのワイン生産者一族へのオマージュを込めたと語る。
このようにして「グランカブリオ・フォルゴレ・ティニャネロ」は、名高いティニャネロのブドウ畑と、このワインの50周年への敬意を表すに至った。
グランカブリオ・フォルゴレ・ティニャネロ
エクステリアは、テッラ・ディ・ティニャネロのブドウ畑の土壌にインスパイアされた赤茶色で、ティニャネロの特徴的なワイン樽の色を彷彿とさせる赤に、トーンが落ち着いた赤紫のバーガンディ色を加え暖かみがある色となる。
さらに、艶のあるメタリックな高級感のある格調高い色に仕上がっており、タイヤのリムとブレーキキャリパーはそれぞれマットブラックと光沢のあるブラック、エンブレムはコッパーカラーで、ツヤのある背景にブロンズのマセラティのロゴが施され、ソフトトップの布地もブラックとなっているという。
この車で最も象徴的なのは、マセラティとティニャネロの特徴である伝統、革新、クラフトマンシップを融合させたインテリアであり、シートには、ブドウから生まれるヴィーガンレザーである「ヴェジェア」を使用し、複数の素材を使ったシルバーとバーガンディのリブ編みで仕上げられている。
これらは、ティニャネロの丘に連なるブドウの木々を想起させ、見た目も手触りもリアルレザーのようなこのファブリックは、マセラティで初めて採用された。
その他にも、オーク樽に焼き付けられた印字を彷彿させるように、ダークブライアの木にレーザー加工を施し、パネルには、ティニャネロのロゴ、ヘッドレストには、エレガントな刺繍でマセラティのトライデントと、ボトルのラベルに描かれてきたティニャネロの象徴のひとつである太陽を組み合わせたものが施された。
同じシンボルが中央のフロアトンネルにレーザーで描かれ、1971-2021の日付が添えられており、これは、このワインが市場に出てから50年になることを表しているという。