【最新コンセプト採用】一歩踏み入れた先は「工房」 特別なマセラティを「仕立てる」ショールームが目黒にオープン

公開 : 2024.07.09 11:35

日本初の新グローバル・ストア・コンセプトの店舗「マセラティ目黒」が7月6日にオープンしました。イタリアン・ラグジュアリーカーをオーダーメイドできる拠点となっています。

日本初の新グローバル・ストア・コンセプト

マセラティ社が2022年から世界で推し進めているのが新グローバル・ストア・コンセプトだ。イタリア・ミラノのマジェンタ地区に開設された1号店を皮切りに、世界各国で展開されてきた。

この新グローバル・ストア・コンセプトに基づき、日本初の店舗となる「マセラティ目黒」が7月6日にオープンした。ロケーションは旧店舗と変わらず、目黒区碑文谷の目黒通り沿いに位置する。

左からマセラティ ジャパン代表取締役木村隆之氏、スカイグループ・トライデント取締役大島功孝氏、マセラティ グローバル チーフ コマーシャル オフィサーのルカ・デルフィーノ氏、マセラティ ジャパン業務執行取締役ジャパン・ジェネラルマネージャー玉木一史氏
左からマセラティ ジャパン代表取締役木村隆之氏、スカイグループ・トライデント取締役大島功孝氏、マセラティ グローバル チーフ コマーシャル オフィサーのルカ・デルフィーノ氏、マセラティ ジャパン業務執行取締役ジャパン・ジェネラルマネージャー玉木一史氏    上野和秀

マセラティ目黒は2011年にマセラティ正規ディーラーとしてスカイグループのトライデントイタリアによって開設され、このたび新コンセプトに則りリニューアルオープンしたもの。

新グローバル・ストア・コンセプトは、マセラティが持つイタリアン・ラグジュアリーとクラフトマンシップを基本とする。洗練されたサルトリア(Sartoria:仕立て屋)とオフィチーナ(Officina:工房)を融合したもので、顧客が自身のイメージを具現化し、究極のマセラティを創り上げることができるスペースを目指したという。

このストアの方向性は、マセラティとニューヨークを拠点とする「Eight Inc.」との協業で生まれた。従来の「明るく無機質な」ショールームではなく、照明を落としたアートギャラリーに置かれたダイナミックな彫刻のように、マセラティにスポットライトを当てて魅力を引き出している。

マセラティ目黒の見どころは

外からマセラティ目黒のショールーム内は、あえて見せない構造とされている。道路に面したウインドウから、店内のLED大型ウォールの前に置かれた1台のマセラティが、さながらフレームに飾られた作品に見える演出がブランドをアピールする。

イタリアの古い町並みを思わせるアースカラーが、店内全体に用いられ、落ち着いた雰囲気を醸し出す。カッシーナが開発した現代的な家具と装飾品により、よりイタリアらしい魅力的な演出がなされている。

落ち着いた色調のショールーム
落ち着いた色調のショールーム    マセラティ ジャパン

柔らかく照らされたウォール・ディスプレイには、印象的なポスターと共にボディカラーのサンプルモデルとレザーサンプルが並ぶ。このほかジュエリーのように展示されたアクセサリーやアパレルが目を射る。

新グローバル・コンセプト・ストアでは、視覚だけではなく「体験」も提供される。コンサルテーションルームでは、大型スクリーンを用いて最先端の MXE3D デジタル・コンフィギュレーターでカスタマイズを確認できる。あわせてカスタマイゼーション・プログラムであるフォーリセリエを活用して、自分だけのマセラティを創り上げることが可能だ。

このほか、マセラティ納車時の思い出を創る「ローンチパッド/納車ルーム」がショールームに隣接して設けられている。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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