巨大ジャンクヤードで見つけた味わい深い廃車 40選 後編 静かに朽ちていくクラシックカー
公開 : 2024.07.28 18:25
米ミネソタ州の巨大ジャンクヤードで見つけた興味深い廃車を紹介。雑草の生い茂る中から見つけたのは、60年代のベストセラー車から不人気の欧州車、独自の価値を提案した日本車まで多種多様なクルマたちだった。
もくじ
ーフォードF-150 XLT
ーポンティアック・グランプリ(1974年)
ーボルボ144 S
ー三菱トレディア
ーデイムラーV8
ーマーキュリー・モントレー
ーAMCホーネット
ーフォード・コルティナMk1
ー三菱サッポロ
ーランブラー・クラシック・ステーションワゴン(1963年)
ーシボレー・ベガ・カムバック
ートヨタ・バン
ーホンダ・シビック
ーポンティアック・カタリナ(1970年)
ーシボレー・マリブ・エステート(1983年)
ー日産パルサーNX
ービュイック・スペシャル(1963年)
ーフォード(1963年)
ーオースチン・アメリカ
ーランブラー・アメリカン(1961年)
ーシボレー・シェベル (1972年)
ーポンティアック・アズテック
フォードF-150 XLT
(この記事は後編です。前編の「巨大ジャンクヤードで見つけた味わい深い廃車 40選 前編 一世風靡したクルマの終着点」もあわせてご覧ください)
この第7世代(1980~1986年)のフォードF-150は、2019年に引退したばかりで、4本のタイヤのうち3本にまだ空気が入っている。高級なXLTバージョンで、XLTとは「eXtra Luxurious Truck(エクストラ・ラグジュリアス・トラック)」の略だ。
これまでに4100万台以上が販売されたF-150は、1980年代初頭以来、米国で最も売れたクルマとなっている。
ポンティアック・グランプリ(1974年)
静かな夜には、この1974年型ポンティアック・グランプリの錆びる音が聞こえるという噂がある。ボディワークはひどい状態だが、当時新たに義務付けられた「5マイルバンパー」や改良されたテールライトなど、まだまだ使える部品がたくさんある。この年は4代目グランプリの発売2年目で、販売台数は前年の15万3899台から9万9817台に落ち込んだ。
ボルボ144 S
140シリーズは、アマゾンの後継としてボルボ初のボクシーなスタイリングを採用したモデルである。 142、144、145として販売され、車名の下一桁はドアの数を表す。
写真の車両は144 Sで、「S」は最もパワフルな1.8Lエンジンを搭載していることを示す。米国ではよく売れ、1975年に後継車240にバトンタッチした。
三菱トレディア
トレディアは、パートナーであるクライスラーの力を借りずに米国で販売された三菱車である。クラシックカー愛好家の間ではほとんど関心を持たれておらず、そのため大半の車両がとうの昔にスクラップになっている。しかし、もし入手困難なスペア部品を必要としているのであれば、ローナーズ・オート・パーツを訪れるといい。
デイムラーV8
楕円形のサイドマーカー・ライトから、この車両が1997年から2002年の間に製造されたことがわかる。ロングホイールベースのジャガーX308にデイムラーのバッジと仕上げを施したバージョンで、自然吸気またはスーパーチャージャー付きのV8エンジンを搭載している。極めて良好なコンディションを保っているようで、ここにあることが残念である。
マーキュリー・モントレー
ローナーズ・オート・パーツは、マーキュリー・モントレーの印象的なコレクションを誇っている。左上のクリーム色の個体は1969年製で、1971年モデルの上に置かれているようだ。右上の2ドアは1970年モデルだと思われるが、その下の車両の年式を特定するのは難しい。
モントレーの名前は1975年に廃止されたが、2004年にマーキュリーのミニバンで短期間復活した。